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女ま館日誌20221024 蔵書整理の日

昨日はアラ還トリオ+20代セーラームーン好きがお茶菓子片手に集結。蔵書整理に邁進。

デラックスマーガレット、プリンセス、なかよし、マーガレットなどの蔵書整理を進めました。

重複分が段ボール3箱、50冊ほど。昭島分室用に準備。あちこちにちらばっていた同一の雑誌がひとところに集まってきております。わかものは少女雑誌の整理のため実物とパソコンと睨めっこ。アラ還は雑誌を持って行ったり来たり。

天高く位置する、90年代後半の『プリンセス』たち

みなで昼ごはんを食べ、昼下がりにはお茶をしつつお菓子をいただき、話に花を咲かせました。

少女まんがの話、どんぐりの実りを見てどんぐりコーヒーつくりたい話、そこから日本各地で問題になっているナラ枯れの原因、カシノナガキクイムシ、人間が刈り取らないから虫さんがやってくれいるんじゃないか説、東京のビルたちは千葉の砂山の砂と武甲山の石灰などでできている、自然そのものが、自然の植生自体が変化していく、そこから風景に関する大島弓子作品の話……大人になっても少女まんがが好きというにはうしろめたかった(いまも?)、いや、わたしはちがう……などなど、話はつきませんでした。が、5時にはおひらき。

昼ごはんは、キビ入り白米、じゃがいもとながねぎの味噌汁、梅干し、のり、ツナのマヨネーズ和え……家庭料理をわたしがつくって(めちゃ簡単すぎて、料理というほどではない)、みなさまにご提供。つぶつぶレシピのつぶプルクリームも作って、デザートに(ストレートリンゴジュースとヒエ粉と塩でつくるプリンみたいなデザート)。

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はるか30年以上前、フリーライターでもあったわたしは初の沖縄取材で、喜如嘉(きじょか)の芭蕉布(ばしょうふ)について調べていました。人間国宝であり、この秋に101歳で他界された平良敏子さんの自宅に伺って話を聞くことになって。まだ70代だった平良さんが、お昼ご飯を出してくれたんですね。平良さんの手作り。ご飯味噌汁漬物ほかこまごまと。壺屋焼の皿やお茶碗で。(喜如嘉は長寿の村として当時から有名で、70歳なんてまだまだよ、とおばあたちが現役で車をぶっとばしていました。感動したわ〜)

当時、わたしは基本そりゃーひどい食生活をしていて(ほぼコンビニや餃子の王将や外食)、そのあまりのおいしさに卒倒しそうになりました。味だけではないと思う。その心遣いかな〜。ほんとうにおいしくてうれしかった。

というようなことを思い出しながら、蔵書整理を手伝ってくれるかたがたへご飯づくりしてたんですね。平良さんを偲びながら。感謝の気持ちって時間をへても減らないな、というか変わらないな、と思いながら。ほんと、沖縄で沈没して、芭蕉布の生産者・織り手になる人生を真剣に考えました。

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話変わって、女ま館の庭に、のらぼう菜とレンゲ草のタネをまいて、いま、芽が出てきてまいりました。

庭の東北エリアに蒔いたのらぼう菜。いっぱい出てきた。今日おろぬきをしました。


のらぼう菜のとなりにはレンゲ草。来春にはレンゲの絨毯になる予定……。女ま館玄関前。


穏やかに時が過ぎていく、女ま館でした。

蔵書整理チームのYさんSさんHさん、どうもありがとう!ございました!!

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