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二度とない人生だから・・・・癒しの詩人:坂村真民

「二度とない人生だから 
一輪の花にも 無限の愛を 
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも 無心の耳を 
かたむけてゆこう

二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎと思い
足をとどめて みつめてゆこう」   坂村真民 詩

伊予の砥部に住む友人から、久しぶりに便りが来た。
コロナ過の中、彼らしく釣りやハイキングに余生を楽しんでいるようだ。

砥部といえば癒しの詩人、私の好きな坂村真民を思い出す。彼は熊本生まれだが、戦後愛媛に移り住み、人生の応援詩を作り続けた。

http://earth-words.org/archives/13304

https://motivation-up.com/word/053.html

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「念ずれば 花ひらく」の詩碑を、全国のいたるところに建立されている。
栃木県龍王峡にハイキングに行ったとき、竪琴(タテゴト)の滝のそばに静かに建っていた。

ツユクサ

彼の詩は、心を打つものが多い。

※鳥は飛ばねばならぬ
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
怒涛の海を
飛びゆく鳥のように
混沌の世を
生きねばならぬ
鳥は本能的に
暗黒を突破すれば
光明の島に着くことを知っている
そのように人も
一寸先は闇ではなく
光であることを知らねばならぬ

  ※明日はどうなるか
明日はどうなるかわからないけれど
今日一日は笑顔でいよう。
つらいことは多いけれど
今日一日は明るい心でいよう。
いやなこともあるけれど、
今日一日は優しい言葉をかけていこう。

  ※ねがい
みんな悲しいんだ
みんな苦しいんだ
だからお互い
もっといたわりあい
なぐさめあって
暮らしていこう
小さい蟻たちさえ
生きているんだ

       坂村真民 詩