タオ島に行く
2020年夏、コロナ禍で外出自粛ムードのところ、連休を利用してタイ国内の旅行をした時のことです。
連休前日に突然、海が綺麗と言われているタオ島に行ってみようと思い、行ってみることにしました。調べると行き方はいろいろあるようです。
バンコクからタイの南まで飛行機で飛んで、そこから船に乗り換えるのが早いと思うのですが、前もってフライト予約していたわけでもないので飛行機の値段は高いです。
ということでドライブとあわせてチュムポーン港まで車で行くことにしました。
とつぜん窓口に行っても船のチケットが買えず、乗れないなんてことが無いように船のチケットは事前購入です。
フェリー会社のLOMPRAYAHのHPから購入しようと試みましたが出港前日はグレーアウトして日付を選ぶことができませんでした。
どうしましょう。
すでに頭の中はタオ島のことでいっぱいなのでなんとかして行きたいです。
稚拙な英語とタイ語が通じるかわかりませんが、とりあえずHPにも記載がある番号に電話してみました。
なぜかドキドキです。
最初はChumphon (City) に掛けて明日のタオ島行きチケットを買いたいことを伝えると
どこから乗りますか?と聞かれたような気がしたのでチュムポーンポート、ポートと連呼しました。
どうやら鉄道のチュムポーン駅とチュムポーンの空港でもピックアップして港まで連れて行ってくれるらしいです。
ポートが通じたようで、するとラインで電話番号を検索してね。番号は〜?+∑X☆&▽δとか言われたような気がしたので、番号を何度か聞き直してまったく自信がないのにとりあえずオーケーオーケーとわかったフリの返事して通話を終えました。
その場しのぎの返事で自分がいかに適当に生きているかがわかりましたね。
そしてラインのアプリで友達追加、電話番号検索すると、ありました!
電話番号を丁寧に何度も教えてくれた方に感謝です。
ラインを使って英語でやり取りを開始です。
明日の朝便、タオ島行きのチケットを買いたい事を伝えます。
人数を聞かれます。
料金は片道一人650バーツと返答がきました。
どうやって支払うのか尋ねると、振り込み先情報が来ました。
そうです、クレジットカードの普及率が10%ほどのタイでは銀行振込をして証明としてキャプチャ画面を送るのです。
どんな銀行でもアプリケーションを利用したタイ国内の振り込みは手数料がかかりません。とても便利です。
日本の銀行の振込手数料がとても高く感じられます。
振込みしてスクリーンショットを送ったあとにあとは何が必要か質問しました。
名前と電話番語が必要らしいです。
情報を伝えて10分ほどするとチケットの画像が送られて来ました!
とうとうやりました。無事にチケットが買えました。
どういうわけかやり切った感が湧いてきて頭の中でロッキーのテーマが流れました。
丁寧にお辞儀のスタンプまで送られてきました。
次はホテルの予約です。
観光地なのでホテルがたくさんあり過ぎて困るくらいです。
朝日が見たいという願いを叶えるために東向きで景色の良さそうなMoondance Magic View Bungalowというホテルを見つけたのでさっそくいつも使っているBookig.comで予約です。
なんとなく特別リクエスト欄に英語で書いてみました
I want request Great View Room. Thank you !
するとメッセージが届きました。
さすがは観光地です、返事は英語です。
ちゃんと伝わったようです。
あとはチュムポーン港までドライブです。
グーグルマップではチュムポーン港ではなくท่าเรือลมพระยา(ロンプラヤ埠頭)になっています。
これまでホアヒンまでは車で何度か行ったことがありましたがチュムポーンはさらに南です。
バンコク〜ホアヒンはだいたい3時間くらいでしょうか。
プラチュワップキリカンまでは6時間ほど、ロンプラヤ埠頭はさらに南なので所要時間は8時間くらいのようです。
学生時代に車で北海道一周した旅行(実際は半周程度でしたが)以来の長旅になりそうです。
午後に少し昼寝をしてから夕方に出発です。
のんびりと、と言っても渋滞がなければずっと100km/hくらいですが、途中何度か休憩をはさみながら運転して翌朝の日が昇る前に到着することができました。
駐車場は舗装されていなくて泥濘んでいます。
車を駐車場に預けます。一泊40バーツとのことです。手書きのチケットをもらったのですが失くすと困るので車に置いておきました。
駐車場のすぐとなりが乗り場への入り口です。
マスク着用してないと船に乗ることができないらしいです。
リストに名前と電話番号を記載します。
いわゆるコロナのアレです。
わりと大きな船着き場でカフェもあって軽食も食べることができます。
チケットはすでに支払い済みなので窓口でラインのやり取りした画面を見せるとすぐにチケットを発行してもらえました。
出港は7時の予定で6:45頃から乗船開始になりました。
長い桟橋を歩いていきます。
以前リペ島に行ったスピードボートとは違い、こちらはフェリーで乗船できる人数もかなり多いです。
2階のほうが景色がよく見えると思ったのですが階段を昇るのがめんどうだったので1階へ。
満席までは行きませんが出発時間になる頃には8割くらいのお客さんでした。
船がおおきいためか揺れはあまり感じません。座席の前後も若干ゆとりがあって、何よりもエアコンが効いているので快適です。
ほぼ時間通りにタオ島に到着しました。
先に乗客の荷物を桟橋に並べてくれていました。
既に帰りの日程が決定している場合は船着き場で帰りのチケットを買うことをオススメします。
私は行く時と同じくラインで連絡して銀行振り込みで手配してもらい一人650バーツだったのですが窓口で買うと一人600バーツでした。
ホアヒンとバンコクまでのチケットもありました。おそらくミニバン乗り継ぎと思います。10時間かかるみたいです。
タオ島からパンガン島は1時間、サムイ島は2時間で行けるようです。
お腹がすいたのですこし遅めの朝ごはんを食べてからホテルまで移動することにします。グーグルマップで見ると3kmくらいです。
急ぐこともないので景色を見ながら歩いて行ってみることにしました。
この判断が、非常に大きな間違いでした。
タオ島のことを完全にナメてましたね。。。
歩き始めて5分くらいで引き返せばよかったのですが、周囲にどんどん建物が無くなっていきます。
この坂道を歩いて登るのです。タオ島は坂道だらけでした。
車もスピード出して勢いをつけないと登れない道もあるくらいです。
歩いて10分くらい、気温30度以上なのでもう汗だくです。グレーのTシャツはとっくにチャコールグレーになってます。
他に歩いている人はいません。
ときどき車が通っていきます。バイクの人は物珍しそうに横目で見て通り過ぎていきます。
タオ島で徒歩とかwwww
マジありえなくない(笑)
なんて思われてそうで恥ずかしくなりました。
歩き始めて1時間ほどでやっと到着しました。
ホテルにピックアップを依頼するか、船着き場でバイクをレンタルすることを強くオススメします。
そしてここからレセプションまでが急勾配で遠かったです。
チェックインを済ませると部屋まで遠いのでバイクで送ってくれました。
ホテルの看板からすこし山を登った場所にあるはなれの部屋です。リクエスト通りに景色のいい部屋にしてくれました。そして部屋の前には先客が。
彼はとても人懐っこい性格です。
部屋のテラスからの長めは素晴らしかったです。
ハンモックに揺られながらビールとか最高です。ただ、蚊がいるので長いはできませんでした。
景色が素晴らしいといえばレセプション兼レストランからの長めも素晴らしかったです。
ホテルの周囲に店はありません。徒歩できたので買い出しに行くにはあの坂を越えなければいけません。なので食事はすべてホテルで済ませました。
お昼ごはんを食べながらチャンビールですっかり気分が良くなってフロントスタッフに色々と話しを聞いてみたところ、今日の客は他に数名でガラガラらいしです。コロナがなかったら満室で予約がとれないだろうとも言ってました。話し中に食事を注文しないでセルフィーだけ撮って帰る人が何組かいましたので有名なレストランだったのかも知れません。
レストランは崖の上にありますが階段があるので少し下まで降りることができます。
崖の下からだと一面が海になってパソコンの壁紙にできそうな写真が撮れました。
翌朝に朝日を見るために早めに就寝することにしたらまだ暗いうちに起きてしまいました。外には蚊がいるのであまり長居はしたくないです。なので携帯を置きっぱなしにして撮影してみたのですがあいにくの曇りで太陽は見えませんでした。
朝食はレストランで犬と一緒に。
次回行くときは虫よけスプレー必須です。
ちなみにホテルをチェックアウトして帰るときは予めタクシー(と言っても普通のピックアップトラックが迎えに来て荷台に乗るだけですが)をお願いしました。さすがに徒歩はキツすぎました。
タオ島の魅力は全然紹介できていませんが、ちょっと変わったタオ島への行き方と崖の上のホテルについて参考になればと思います。
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