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京都の通りすべて歩く - 松原通

松原通は、なかなか変わった由来を持つ道である。寺町通りから西は五条大路にあたる。これまた、豊臣秀吉が、もうちょっと南のほうに橋をかけたことで、五条通の場所が移ったという話がある。
物語の中で牛若丸と弁慶が出会ったと言われている「五条の橋」というのは、もともと五条大路のあった松原通上にある橋が正しいとのことである。(牛若丸と弁慶のであった場所については諸説ある。)

西は阪急西院駅から歩いて5分くらいのイオンモール京都五条のある北東の辻となり、東は清水寺の入り口となる。鴨川から先は、松原通というよりは「清水坂」などと呼ばれており、THE 観光地と言わんばかりの通りとなっている。

この日は、イオンモール京都五条から歩き始めることにした。2022年1月某日歩行。

始点付近。例によって狭い路地である。この後ろ側にイオンがある。
光徳公園。桜がきれいな公園らしい。
すぐ東がわに、京都産業大学付属中学校・高等学校がある。
松原京極商店街
冒頭でも述べたとおり、義経と弁慶が出会った場所が五条の橋だったことに
由来して、義経と弁慶がマスコットキャラクターになっている。
このキャラクター、なんというか昔のコロコロコミックとかに載ってそう。
調べた結果、アシタモさんによる著作ということがわかった。

「松原京極商店街のうた」もあるよ。なんかいい感じ。

商店街の店の軒先にスポンジが飾ってあった。
鎖樋 (くさりとい) の代わりなんだろうが、雑で非常によかった。
商店街の企画。
手書きなのがすごくいいし、色鉛筆で着色しているのが愛おしいので
このクオリティで進んでほしい。


途中、五條天神宮に行く。平安期からある古い神社で、通称、「天使の宮」と言われている。
天使というのは「エンジェル」のことではなく、「天神」のことなので、天候の神様みたい。
昔は神社の土地がもっと南の方まで広がっていたらしく、宮を突き抜けて作った場所が
「天使突抜町」という、かっこいい名前になっている。
写真が神社っぽくないが、じつはマンションの1Fに社務所があるので、これも
神社の領域の一つの風景なのである。
鴨川を超えて松原橋公園の風景。
近隣の人が育てているであろう植物空間。
本格的に清水寺に向かう道になっていく。
この辺には六波羅蜜寺があって、教科書でよく見る空也上人立像を見ることができる。
ハッピー六原。名前が良い。
雰囲気としては市場あがりの地元のスーパーという感じ。
衣料品が結構お買い得な価格で売ってたりしている。
お土産買うのによっても吉。
清水寺をぐんぐん上がって、五条坂との分岐点での標柱。
ちゃんと「松原通」との記載がある。
ここまで来ると完全に観光地
ということで、これで松原通が終了。
せっかくなので、清水寺に拝観料をお支払いして見る。
京都に住み始めてから、ここに来たのは初めてだし、
夕方の時間は夕焼けがきれいだし、人も少なかったので、なかなか良かった。


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