高齢者のすすむ道ーひとり暮らし

外は雨、50m先のコンビニにも出たくない。
かといってお腹がすいてくる。

座禅をして我慢できるほど、人間はできて
いない。

出たがり屋の私だが、さすがに大雨、
ぬれたくない。

さりとて個室にいれば、足は止まり、
動くのは脳だけ、note の記事で頭が
いっぱいになる。

2014年の記事が残っている。
10年分がぎっしりスマホの中に
おさまっている。

私は連想する。まるでミトコンドリア多数が
ひとつの細胞におさまっているがごとくだと。

いうまでもなく、我々の身のまわりは、
人体の仕組みの投影である。

道路や鉄道が、全国にはりめぐらされて
いるが、これは、血管や神経管が、全身に
いきわたっている投影だ。

会社にある経理部や製造部は、心臓部や
肝臓部が元にある。機能分化ということだ。
人があつまったものか、細胞があつまった
ものか、の違いはあれど。

ぜんぜん別物で、リンクできない人が
いるだろうが、いつか気づかされる
ときがくる。

だそくだが、方丈できる人と、できない人
とは、からだの中のなにかが違う。

ひとりに向かう人と、ひとりではいら
れない人とは、はっきり分かれるからである。

しかしながら、ひとりぐらしが増えているのは、
よろこばしいことである。昔なら、高僧しか
できなかったことなのだから。