潜在意識で身体の不調を無くす

 

『手その奇跡』(宮崎五郎著)


 情報棚を整理していると、『手その奇跡』(宮崎五郎著)という昭和の時代の本が出てきました。そこに、ブラウン・ランドーンが紹介されていました。無意識とか、現在意識、表面意識などという表現が使われていますが、今風に、潜在意識と顕在意識とい言葉に変えて紹介します。

 ブラウン・ランドーンの17歳までの幼少期は、病気の連続で、それらの不調に対し、潜在意識をもって肉体を解放しました。

 あらゆる病気の原因は何か?
 ランドーンは、簡単に、それは顕在意識の干渉によると述べています。霊(潜在意識)は、肉体を通じて、自由な表現をしたがっているのに、いわゆる心(顕在意識)がそれを食い止めている。

 顕在意識をつかってはならない。顕在意識をはたらかすと、脳中枢の血行がバランスを失い、狂気がおこったりする。

 思念集中は危険


 ランドーンは、思念集中はもっと危険であると述べています。
 身体の動きを無理に静止させることを教える東洋の修行法も、熟練した指導者がそばについていないかぎり、有害である。
 すべてこのような努力は、顕在意識から発するからである。

瞑想


 私は、これを読んだとき、NHKの番組、「瞑想の取扱い説明書」を思い出しました。瞑想の修行は無になることです。友人は若い時に指導者について瞑想の修行をしていましたが、指導者に、これ以上続けたら体を壊すから止めようといわれて指導者と共に止めたそうです。
 NHKの番組でも、無になることは不可能で、優れた行者は乱れた心を短時間に無に戻すことができると説明していました。

 私はこの番組を見ていて、『エネルギー体操』なら数十分でも無になれるよと心の中でつぶやきました。身体全身の手当をしていると、全霊で体を味わっていますので雑念の生じる余地はありません。

 その意味では、『エネルギー体操』は最高の瞑想法といえます。

手当療法(治)

 著者の宮崎さんは自らの治療法を、「手当療治」と呼んで、その奇跡を紹介しています。
 この内容を読んで、この手当は本物だと分かりました。
 若い時に、中国で2番目と言われた気功治療師が徳洲会病院に来ておられたとき、ひとの紹介でこの先生の治療を3回受けました。身体にふれることなく、指圧の後の様に体が軽くなるのです。
 3回目で中国にもどられるときに、
「教えてあげるから、やってみなさい。」
と言われて、ありったけのエネルギーを手に集中させて先生の腕に当てました。

一流の治療師から伝授


 何度やっても「違う。違う。」と言われてその時は、あきらめました。
 翌日、苦しそうにしている老婆と出会って、とっさにその背中に手をかざしました。その人は突然、ゲボゲボといいだしたので、えらいことになってしまったと思っていると、
「ああ、スーッとした。」
と、笑顔になったので、ほっとしました。
 治してやろうという気負いがあれば、このような結果は出なかったでしょう。無意識に手をかざしたのが良かったのです。これで、昨日の伝授は完成しました。

治療は宇宙のエネルギーまかせ


 宮崎さんの手当は、自分が治してやろうとはしません。宇宙のエネルギーの取りつぎをするだけです。私は、自分が治してやるんだという優秀な治療師たちと縁があって、私は助けられてきましたが、その治療師たちは、患者の悪いものをもらって自らの体を壊しています。

『エネルギー体操』は、病気を治すものではない?


『エネルギー体操』は、病気を治すものではないと私は言ってきましたが、様々な不調がいつの間にか消えています。治そうという気持ちがあれば、エネルギーの力は弱まります。
 体の持つ不思議なパワーに感動し、感謝していれば潜在意識が生活を指導してくれて、インスピレーションにあふれた日日を与えてくれます。人間関係も良くなり、幸せな日常を味わえます。
 人って、こんなにすごい能力があるんだって、かつて体験をしたことがない喜びにあふれた日日を送ることができます。







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