豊かであることと幸福であることはイコールではない

この世界に生きとし生けるほどんどの人が、自らが幸福であることを、願っているだろう、人によっては、自分の幸福のためなら他人を不幸にしてもいいと言う人や、他人の幸福のために自分を不幸にしてしまうなんて人がいる。
そこで、ふと思う、幸福とはなんだろう?と、お金があること?仲のいい友達がいること?そうではないと、私は考える、なぜなら、それは豊かさであって幸福ではないからだ、例えばだが、年に一度誕生日の日にだけケーキが食べられる人と、毎日のようにケーキ何食べられる人のどちらが幸せかと聞かれたら、みなさんはどう思うだろうか?大抵の人が毎日ケーキを食べられる人と答えるんだと思う、だが本当にそうだろうか?毎日ケーキを食べる人にとっては、ケーキは日常であり、年に一度の誕生日にだけケーキを食べる人にとってはそれは、大きなイベントになる。
そう考えると、一年を通した、幸福度に大きな差はないんじゃないだろうか?それどころか、毎日ケーキを食べる人は、ケーキを食べて得られる幸福度は一年に一回の人よりも低くなってしまう、毎日高級な焼肉を食べている人は、吉野家の牛丼で、喜べなくなってしまう。
こう考えると、金銭的な豊かさと幸福はイコールではないとわかってもらえるんじゃないだろうか?と言っても、もちろん、お金が一切ないのは不幸であると思う、これは貧困であるからだ、私が言いたいのは、裕福な人間と裕福ではない人間では、幸せを感じるハードルの高さが違う、だから、幸福度に大きな差はないと言うことであり、貧困であろうと、幸せに生きれる、そう生きていないのは間違っている、と言いたいわけではない。
とここまで、金銭的な豊かさの話をしたが、次は、環境的豊かさ、つまり人間関係の話をしよう。
これは簡単に言うと、友達が多いから少ないかの話や、恋人がいるかいないかの話になってくる。まあ、他にも家族と仲がいいかとか、恵まれた環境で育ったとか、いろんな考え方があるだろうが、今回は友人と恋人だけに焦点を当てて、考えてみよう。
みなさんは、友達が多い人と、少ない人ではどちらが幸せだと考えるだろうか?おそらく、大半の人が多い方と答えるんじゃないかと思う。
だが、本当にそうか?友達が多いと言うことはその分、しがらみや、トラブルに巻き込まれる確率が高いと言うことだ、逆に言えば友達が少なければ、深い関係になる確率も増え、自分のやりたいことに使う時間も増やせる、例えば、多く友達がいる人は、関係を保つために、常に誰かのことを気にかけていなければいけない、それに比べて、友達が少なければ、特に誰に気を使うことなく、気ままに生きることができる、と言っても、これは感じ方の問題で、一概にそうは言い切れないかもしれないが。
と、このように、お金があることや、友達が多いことは、金銭的、環境的に豊かではあるが、幸福には、直結しないと言うことが考えられると思う。
だからみなさんも、そう言った豊かさに目を奪われるのではなく、自分にとっての幸福とは何かを、今一度考えてみてもいいんじゃないかと思う、ここまで読んでくださってありがとうございました。

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