2月13日 営業日報

店に入ると男性が倒れていた。店に入ると同時にオーナーから「深夜のお客さんがもしかしたらまだ寝てるかもしれない」という連絡が入った。コナンや金田一だったら絶対に指先で書かれたダイイングメッセージが残ってそうな体制で床に倒れている男性。AED研修でやるような肩の叩き方で「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」とやってみる。指先がピクっとしていた。聞き耳を立ててみると寝息が聞こえる。回復退位ではないが、なんとなく横を向いているので、最悪嘔吐しても気道の確保はできる。ひとつひとつチェックし、問題なさそうなのでそのままにしておくことにした。なんと物騒なことなのだろう、と思いつつも、どことなく歌舞伎町らしいだろう、と楽しんでいる自分がいた。

実は私、防災士という資格をもっております。基本的には災害時に救助・支援を積極的に行う役割を果たすような資格なのですが、生活上の危機も含まれていなくもないのです。習ったことを思い出しながら、安全を確保(?)いたしました。

その男性は13時過ぎにお目覚めになり、ご帰宅なさいました。そこから3時間強ひとりの時間。お昼ごはんを食べたり、紅茶の飲み比べをしたり、ソファに横になってみたり。お客さんが突然来て店主が寝ていたらびっくりするかもしれない、と思い、

こんなツイートをしたりしていました。
ついでにこんなツイートも。

寝ている見知らぬ男性からはじまり、今日のテーマは 睡眠 だったのでしょうか。寝るという行為はとてつもなく無防備なので、寝られる場所というのはとても重要な指標になるのかもしれません。皆さん、わたしのお店は自由に、気ままに、ごゆっくり、過ごしてくださいね。

16:30頃にひとりお客様がいらしてくださり、バレンタイン感を醸し出すために用意したチョコスコーンもご賞味いただきました。きっとスコーンも喜んでいることでしょう。

また来週、皆様のお越しをお待ちしております。



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