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目黒区 入間湯

2021.5.16.

ハシゴ銭湯は続く。
ぶらぶらと歩いて、到着です。

こちらも最寄りは「武蔵小山」駅。
目黒区なんだけれど、品川区にほど近くて、そして大田区の手前でもある。お住まいの皆様は、アイデンティティはどんな風なのだろう。

記事によると、こちらは四世代、そしてなんと70年以上も続く銭湯なのだとか。前回から引っ張っているのだけれど、その謎は後ほど。

例によってフロントの女将さんに回数券でお支払いしつつ、お風呂上りに諸々聴取しよう、と先に脱衣所に。
扇風機をつけてくつろぐ常連さんたちのおしゃべり風景に癒される。

浴場は、手前にカランと白湯、立ちシャワー二席、正面に鶴のタイル絵が堂々と描かれ、左手から軟水スチームサウナ、ジェットバス二席、寝風呂二席、バイブラ湯のレイアウト。軟水スチームサウナは男女とも無料なのだそうだが、今日は休止中だった。

雑なタトゥーの入った常連さんを横目で見つつ、洗い場ではマッサージをしあう常連さんらしきお姿も。ジェットバス、寝風呂の当たり具合がとてもよく、ふらついてしまうほど。

危うく横転、とならないようにささっと上がる。
お風呂上りには脱衣所で扇風機に当たり、ほーっと脱力。そして、待合スペースでソファに靠れ、コーヒー牛乳を飲みながら、雑誌を読む読む。あー快適!

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先にいらっしゃった女将さんから、40代の男性にフロントの方が変わっており、事情聴取開始。ご本人は初代から数えて三代目にあたるが、経営は二代目のお父さんがなさっているそう。
こちらの本家は品川区にあった「記念湯」だったのだそう。現在は本家は廃業しているが、お隣の「月光泉」、豊島区「大塚記念湯」、品川区「中延記念湯」とこちらが支店なのだそう。なお、「中延記念湯」はお父さんのいとこが、そして現在はこちらが本家を継いでいるようだ。
「では現在は三代目なんですね」というと、「いえいえ、継いでいるわけではないんです」とのこと。平日は会社員をしつつ、夜の掃除、土日のフロント業務などのお手伝いをしているのだそう。
このあたりは競合店、特に「武蔵小山」駅のこちらを挟んで、支店の「月光泉」、品川区「武蔵小山温泉 清水湯」にはさまれている形で、経営が厳しいのだそう。「他店がお休みの日にはお客さんの入りも多いのですが・・」と仰るが、私は3店のうちではこちらがいいなと思ったので「私はいずれも行きましたが、ここが一番でした!」とお伝えするとにっこり。
ぜひ三代目も続けてほしいなあと、勝手なことを想う。
ちなみに、支店を含めどの店も「宇宙」をテーマにした絵を飾っているそうで、「大塚記念湯」も確かにそうでした。ペンキ絵ではないけれど、オリジナルの絵なのだそう。ぜひ脱衣所でチェックしてみてほしい。

そして、「武蔵小山」駅に向かいつつ、商店街チェック。
おおう!「元祖ニュータンタンメン本舗」がこちらにもあったとは!
そのうち来たいなあ。

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アド街でチェックしていた中華屋さんもお休み中。ううう、今度はこちらで立ち飲みしたいなあ。絶対頼むのは、ピータンと蒸し鶏とニラ水餃子とニラ海老炒飯かなあ。ある時期から、こういう街中華での頼むものは決まってきているといえるかもしれない。新宿ガード下の「岐阜屋」でも、ピータン、炒飯は必ず頼むし。そして、洋食店でのマカロニサラダも、そのお店の実力がはかれると思う。

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気になった、「ハラミステーキ まつもと」。ハラミ、美味しいよねえ。調子に乗って頼むと、5000円オーバーみたいなので、気を付けて!

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こちらの揚げ物中心の定食屋さんもとても気になった。
ロースとんかつもさることながら、この看板の並びだと牛肉鉄板焼に行くのがオチのような気も。だから、こういうお店は家人と行くに限るのだ。

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そして、家人へのおみや。
patisserie de bon coeur(パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥ)。

ステキな佇まい、そして高級なケーキにドキリとしつつ、家人にショートケーキ、私用にはカタナラ、いわゆるクレームブリュレを。
今日もいいお湯、夕餉、そしてデザートなのでした。

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お遍路番号 目黒 17
住所 〒152-0002
目黒区目黒本町3−9−7
電話番号 03-3712-8468
ホームページ
ホームページ2
アクセス 東急目黒線「武蔵小山」駅 徒歩5分
休日 水曜
営業時間 15:00−24:00

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