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台東区 燕湯

2020.11.08.

今日はランニングのお勤め、なし。
昨日の昼夜餃子により、体重が増加の勢いなのだけれど、起きたのが遅かったので、掃除などを片付けてさっさと外出。

先ずは上野「北欧」に!今日は「サウナヤミ市」が開かれているという。昨日、「銭湯ナイト」のイベントで、ここ最近の自身を反省した。初心に返ろう。サウナのことを教えてもらおう。ということで、とても人気のありそうなこのイベントで、初心者なりにグッズのチカラを借りて形から入るため、イベント入場整理券をもらう。

なんと!整理券配布開始時間に訪れたのに、入場は16:40と!この後2時間を潰す必要が出たため、「なんでこんなイベントに入場制限が・・」と白眼の家人と一旦別れ、「北欧」からごく近くの「燕湯」に。

こちらは登録有形文化財に2008年に指定されている。登録理由については、50年以上の歴史のある建造物である、ということが背景のようで、入浴しながら「なるほどー」と思いながらお湯に浸かるのもちょっと楽しい。
例によって回数券でお支払いし、番台の方に姉妹店について伺うと、特に親族経営はないようだが、1950年に創業し、現在は4代目。その方のお母さんの弟さん、つまり店主のおじさんが番台を手伝っていた。本当は、文化財登録について思う所を店主に聞いてみたかった。

というのも、5年ほど前に長崎へ、2018年に登録予定でその後実際に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の「江浦天主堂」に訪れた際のことを思い出したからだ。
今では少ない木造建築の素朴な現教会を守っている方にお話を伺い、「世界遺産になることを我々は望んでいない」という声を直接聞いた。柱の文様や窓のステンド硝子の採光技法など、文化財としても価値の高い建築様式であり、素人目にも保存・維持していくべきだろうと思うのだが、何しろ莫大な維持経費も掛かる。そして、遺産として登録されれば、観光客増加は必至だが、その分宗教への理解の無い観光客も増えるし、施設の観光収入が増えるわけではない。そのため、信仰の対象である施設を登録することは、反対なのだそうだ。

これについては、また再訪して、店主に会えたら、という事にしよう。家人曰く、こちらの銭湯は、番台の人がどなたになるかで印象がだいぶ違うことになりそうなので、留意されたい。ま、私が行った際は問題なかったので、先に進もう。

たまたま男性が番台にいらしたからかどうかはわからないが、番台の脇には鏡とドライヤーなどが並び、暖簾をくぐって脱衣所に。ロッカーはプールにあるような100円返却式と、木製の横長のロッカーと二種類並ぶ。横長って、縦長より使いやすいのね。下の段だと使いにくそうだけれど、着替えやカバンを縦に積まなくていいので私はこちらの方が好みだ。

浴場は、手前のカランはおなじみだが、ここは背景画を含む壁面が見どころ。左側に富士山の溶岩を使ったといわれる岩が装飾され、男性側との境目の大きな富士山に連なるように山々が描かれている。富士山を見下ろすように、天女が描かれている。こういう絵柄も初めて観た。珍しいなと感じたのは、風景が秋の色彩という点だ。ペンキ絵って、春や夏の風景の印象が強かったのだけれど、描かれた時期にもよるのだろうか。ちなみにこちらの絵は、2020年7月20日に中島盛夫絵師により描かれている。岩目の上にはペンキの汚れなども盛られており、どうやって足場を組んだのか、想像しにくい。相当岩が盛り上がっているというか、迫り出しているのだ。そして、お湯は岩場の下にひとつ、並んでやや熱湯のレイアウト。いずれも日替わり湯のようで、本日はじっこう湯だった。よい香り。常連さんもお二人熱湯の方に入り、おしゃべりしている。いいね、この雰囲気。お二人入るといっぱいなので、タイミングを見ながら二つの湯船に浸かっては、カラン前で休憩と温冷交互浴をゆっくりと。

お風呂からあがって、名入りタオルを大量買い。ここはまた、再訪しよう。

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