見出し画像

江東区 第二久の湯

2021.6.9.

江東区を陥落!と勇んでみたが、一軒目では返り討ちに合ったようなもの。であれば、ちゃんとした二軒目で身と心を清めよう、ということで、仕事帰りのハシゴ銭湯。

ハイいつものお約束、親子丼のお店の像です。

画像2

近づいてみるも、相手方は威嚇もしてこないし、仲良くもしてくれなさそうだ。

画像3

照明が当たっても、何も変化なし。私の存在に気づいていないようだ。
そうか、うんこ臭がするのか、うん、そうかもしれない。
さようなら。あばよ!アババ!

画像4

静物に相手にしてもらえないまま「西大島」駅を越え、てくてく歩いていると、無事到着!

画像1

数えること、お遍路四周目の56軒目となった。
そうさなあ、もうこうなったら、五周目を終える私と、都内銭湯が440軒残るのと、どっちが早いかの競争となってきたかもしれない。狂騒ともいえる。バカいってる。

フロントのおばあちゃまに、例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、事情聴取スタート。
こちらは現在二代目で、初代は石川県ご出身。区内の「久の湯」は初代のお兄さんが経営していたのだそう。先日区内の「竹の湯」にお邪魔した際の答え合わせも、と思ったので、こちらから名前を出すと、「そうそう、そういえばね」と追加情報を引き出すことにも成功。
曰く、区内「久の湯」「竹の湯」と先代の女将さんが三姉妹でやっていたお店だったのだ。長女が「久の湯」、次女が「第二久の湯」、三女が「竹の湯」。残念ながら「久の湯」は廃業してしまった。
答え合わせにも満足し、女将さんの尋常じゃないキュートさにも嬉しくなり、では、お邪魔しまーす!

脱衣所から、昭和の耳には懐かしいポップスが優しく流れる。
浴場は正面にはサインはないものの、おそらく中島画伯のペンキ絵かな、女性サイドは赤富士が立派で、男性サイドは青い雄大な富士山。その下には、鯉のタイル絵も美しい。
手前にはカランと立ちシャワー、そして湯船は左手から日替わり湯「じっこう」、バイブラ湯、ジェットバス、水風呂、サウナのレイアウト。日替わり湯の香りも強めでとても気持ちがいい。

サ室に入ると、吸引グッズをつけて壁向きに正座の先客の方がいらっしゃる。「マットは使っていいのですか?」と聞くと「なんでも、ご自由にどうぞ」というので「じゃあ自由に歌っていいですか」とでも聞けばよかった。そのくらい、サ室の音楽に心を持っていかれた。
先客がいない隙に、歌ったよね。ドリカム 、サザンあたりで口に手を当てるも、声は漏れたね。そして、「翼をください」では当時のパート、アルトで熱唱。いや、テノールに乗せてお送りしていたかもしれない。
なんにせよ、最の高の時間。

セットリスト:
朝がまた来る(ドリカム)
心のこり(細川たかし)
希望の轍(サザン)
翼をください(合宿バージョン)
花と小父さん(伊東きよ子)
野に咲く花のように(ダ・カーポ)
もしもピアノが弾けたなら(西田敏行)

サウナ温湿度よし、その後のぬるい水風呂もまたよし。窓も開いていて、入ってくる風も気持ちがいい。
「うんこ」から「アルト」の夜のおもてなし。

サウナ:10分 × 3
水風呂:1分 × 3
休憩:10分 × 3
合計:3セット
音楽:上記のセトリ
 90℃ 水 23℃

画像5

お遍路番号 江東 13
住所 〒136-0072
江東区大島1−36−6
電話番号 03-3637-1226
ホームページ
アクセス 都営新宿線「西大島」駅 徒歩3分
休日 木曜
営業時間 15:00−23:00

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?