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足立区 曙湯

2021.4.4.

今日の二軒目。一応、家人の許可は取ってきたので、気負わずハシゴにゴーウだ。

「常盤湯」からは徒歩5分ほど。住宅街をてくてく歩き、立派な煙突が突如現れる。燃料の薪も待機している。

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そして正面は、立派な唐破風。
兎の毛通しは鶴が二羽、羽根を広げて雲をすいすいと飛んでいる情景だ。立派な宮造りに見入ってしまう。

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そして、「わ」板も現在。
ちなみにこちらでは、この板をモチーフにしたキーホルダーも2000円で販売しているが、予算化していなかったので見送ることに。

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そして今日はなんと!「こんぶ湯」!どんなものか想像がつかない。いや、安易に想像できる。

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こちらは「常盤湯」で聞いていたように、井戸水を薪で沸かしたお風呂。東京銭湯の記事では、日替わり薬湯と露天風呂が好評だそうで、早速ゴーウ!

番台の若い方に例によって回数券とサウナ代200円をお支払いし、バスタオルをお借りする。そしてスタンプをいただきつつ、事情聴取。若い方、アルバイトかなと思ったら、四代目だそうで、お風呂上がりに入れ替わった三代目に伺うと、初代は新潟ご出身なのだそう。姉妹店については調査し忘れ。

以前、訪問しようと思い立った際、休業中と知り後回しにしたのだが、1/7-3/14まで休業していたのだそう。どこが変わったのだろう、と思いながら脱衣所を見回すと、ベンチも椅子もたっぷり、テレビもあって、昔の縁側さながらだ。飲み物もプラッシーのようなHi-Cやコーラも瓶で、懐かしさが溢れる。

浴場は、正面に立派な富士山と桜の満開なタイル絵が素晴らしい。銭湯でお花見もいいね。そして手前に掛水とカランと立ちシャワー一席、左奥から時計回りに岩風呂露天風呂、水風呂、日替わり湯、寝風呂、掛け流し湯、エステジェット、座風呂、ジェットバス、そしてサウナのレイアウトだ。

大きな湯船には、ネットに入ったこんぶからお出汁の香りがぷうんと広がる。お出汁と対称に、日替わり湯は濃いオレンジの甘草風呂で、どっちも効きそうな気配だ。お出汁は、入浴客もみんな若干困惑気味で、こんぶを触っては遠くに流している。

サウナは二段でやや狭いが、直ぐに汗が出てとても気持ちよく、水風呂もしっかり冷やされて、5分を4セット。休憩はカランでもいいが、水風呂奥の岩風呂が完全露天のため、風もある日なら気持ちよさそうだ。

水風呂では、85歳で60年間通うお姉さまとおしゃべり。休業中は、自宅にお風呂がないためとても困ったのだそうだ。「常盤湯」「若松湯」を使っていたようで、「一番近いここが再開して、しかもきれいになってうれしい」とのこと。変わった箇所としては、床のタイルも張り替えられ、滑らなくなり、カランも一新したのだそう。シャワーも膝の高さで押せば出るタイプ。固いカランより使いやすいよね。
ついでに「65歳にしか見えない!」というと目だけ笑ってなかったが、楽しいおしゃべりだった。

ちなみに、なぜ「こんぶ湯」とお思いでしょう。
「横浜産こんぶ」と「銭湯」による、地球温暖化対策とのことで、東京都内12軒の銭湯で3月21日、28日、4月4日に各4軒で「こんぶ湯」が実施されたそうだ。
横浜でこんぶ・・と思うが、八景島沖で栽培されているそうで、美肌効果があるのだそう。ぬるぬるして、不思議な、というか、次はいいかな、というお湯だった。香りは親しみが湧くのだけれど。

脱衣所で涼みながら瓶コーラを飲みつつ、85歳のお姉さんに「こんぶ、どう思いました?」と聞いたら「不思議だったね」と。うん、不思議な体験だったなあ。大根になった気分。しかし瓶コーラは美味しいね。

帰宅後、昨日の残りと韓国惣菜の数々。チヂミを温めるか、冷えたままで食べるかで大喧嘩し、今に至ります。

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