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江戸川区 仁岸湯

2022.11.5.

「あづま浴泉」から小走りで3分ほど。
なぜ小走りをしたかというと、小走りの連続がマラソンだからだ。なんとなく哲学的。

一円をバカにする者が一円に泣くのと同様、小走りをバカにする者は小走りで泣くのだ。知らんけど。

13kmで終了。本当に疲れた。

到着すると若旦那。

クーポンでお邪魔しまーす!

サウナ利用を申し出て、バスタオルと小タオル、サキーをお借りする。

初回訪問時に先代の奥様にお聞きしたが、こちらは「らかん湯」先代の女将さん(故人)のお父さんが石川県ご出身で開業は昭和35(1960)年。初代の地元に仁岸川というのがあったのが屋号の由来だとか。
そして「らかん湯」の先代女将の弟、つまり、こちらの創業者の息子さんが二代目となる筈だった。11年前に前の大通りの区画整理で建て直されたが、二代目は引き継がないということで、2020年にお孫さんが新店主となる。
女将さんは「孫がいろいろ新しいことをはじめてくれてね」と嬉しそうだったな。
ちなみにお孫さんの前職はセブン-イレブン・ジャパンで、ご本人も当時二十代。若いお客さんに来てもらえるように努力中。利益よりも地域密着、常連さんも大事、若い新しいお客さんにも来てもらえるように、そんな試みを行っていきたいと話していた。

さっとエア洗いをし、先ずはサウナへ。
日頃の小走りのおかげで、貸し切りで三回転。さっきいただいたばかりのポカリをごくり。
ランニングでも、1軒目でもかなり汗をかいたのだが、ここでも止むことのない汗。どうやったらこんなに汗が出るのだろう。

明日から出張なので、早く帰らねばならないが、そうはいっても全部浸かる。
奥の日替わり湯は木酸泉。正露丸の成分か何かのお湯らしい。ちょっと苦い香りを纏う。
こちらの最の高は、炭酸泉だろう。かなり混み合っているが、一旦入ると抜けられなくなる。
小学低学年の女の子二人も入ってきて「そういえば露天風呂があって、食堂も二階にあるお風呂、気持ちよかったよ」と話している。ご飯も美味しかったそうで、近場のスーパー銭湯かなと想像していたら「あ、あけぼの湯でしょ、あそこいいよね」とのこと。
まさかこのリトル姉さんたちもお遍路さんなのだろうか。スパ銭だろうとたかを括った自分が恥ずかしい。
江戸川っ子たちは、銭湯エリートなのを忘れていた。

そんなこんなで、ジェット類と歩行湯は時間切れなのが哀しいが、奥の富士山を観てホッとする。
パッと見、田中みずきさん作と思われる赤富士だと迷うところだが、中島盛夫画伯が正解。

では明日もいろいろ回りましょうかね。

シーフードサラダ、豚バラ白菜のスープ、チヂミなど。
和洋折衷というかごちゃまぜだが、美味しい。

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