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江東区 らかん湯

2020.11.04.

都営新宿線「大島」駅付近は、今でも多くの銭湯が屯している町。ちなみに伊豆大島じゃないよ。「富山湯」でぶらぶらして、風呂上がりにも15分ほど歩いてこちらに。

入店し、例によって回数券とサウナ代300円をお支払いし、サウナの目印の鍵とブルーの厚めのサウナマット、大小タオルをお借りする。ちなみに「らかん」は近くの羅漢寺からいただいたそう。気になるこちらの姉妹店は、先代にはお子さんがお二人いて、お姉さんがこちらを、弟さんが江戸川区「仁岸湯」を継いでいるのだとか。こちらは二代目、先方は三代目のお孫さんが継いでいるそう。私がお話を聞いた人の立ち位置については書きながらも混乱中、ごめん。

先ずはエア洗いをさっとして、お湯へ。レイアウトは、浴場を入ってすぐに丸型の水風呂、左から立ちシャワー一席、宝寿泉、ジェットバス二席、バイブラ湯、奥に電気風呂、そしてサ室。宝寿泉は湯乃泉のかほり。結構深くて、とても間下(このみ)だ。ジェットバスでは、いつにも増してぼーっとできて、キンキンの水枕でリフレッシュ。水枕の温度をどうしているのか、プロの方に聞いてみたい。 

サ室に入ると間もなく、韓国のおねーたま二人組が登場。御年は50代後半という所だろうか。かなり美意識が高そう。韓国の人、料理、美意識、どれも尊敬に値する。特に食と美容については、お話を聞いてみたい。都内のタッカンマリの美味しい店や、韓国コスメのおすすめなど。なんて考えていると、突如、濡れたバスタオル二枚をストーブ前に掛け、椅子を持ち込み用意。え、入ってきたばかりなのに、びしょぬれタオルなの?と驚いている間に、おしゃべりがはじまる。
特に観たいわけでもなかったが、お二人の声量も大きいので「テレビ、大きくしていいですか?聴こえにくくて」とピシャリというと、「幾らでも大きくしてだいじょぶ!私たち、しゃべるから!」とピシャリ返し。音量をかなり大きくさせてもらったが、実のところ、このやりとりは開眼だった。ここまで「おしゃべりする」宣言されると、どうやって静かにしてもらおうと思案したり、手荒にいこうかあぐねたり、無駄なことを考えることをやめられる。おしゃべりに夢中な貴女、ぜひ私にこう宣言してくれると助かります、ハイ。
ちなみにバスタオルを掛けているのは、番台にも承諾を取っていて、湿度の調整のためだそうで、90度の室内でヒリヒリすることなくしっかり汗がかける。さすが、美容先進国!お二人とは近場のおすすめの店を聞きつつ、残念ながらチリがよくわからなかったけれど、そのほかにも、昨日今日と日光へゴルフと紅葉のためドライブ旅行をしてきたが、紅葉がまだ少し早かったこと、ゴルフの前の組がチンタラしていてイラついたこと、その後にこちらに入店したなど、雑談も。私も久しぶりにゴルフ行きたいなあ。このお二人は普段は開店直後から1~1.5時間毎日いらしているそうなので、会いたい方は、ぜひこの時間に。

そして、扉から一歩で丸い水風呂。深さもまあまあ、脚と肩を淵にかけ、目をつぶって全身ゆらゆら。これ、最の高ではないか。温度は19度くらいでキンキン過ぎず、ぬる過ぎず、本当に気持ちのよい、ひとりじめスペースだ。ここ、二人入ると気を遣うけれど、みんなタイミングをずらして、それぞれのひとりじめを楽しんでいる模様。

そして驚くなかれ。電気風呂チャレンジのコーナーです。手指でチェックすると、弱めのピリリ。今日はなんだかいけそうな気がしたので、ビビりながらも太腿くらいの深さ、約110cm幅の電極のきっかりセンターをそろりそろり。手指と同じ強さのようだ。ピリピリとピリつく。これの何が気持ちいいのか知らんけど、太腿以下が健康になりました。

サウナ:10分 × 6
水風呂:1分 × 6
休憩:5分 × 6
合計:6セット
サ 90℃ 水 19℃

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