脳幹出血の予後

投稿内容の記事がバラバラで毎度すいません(;ω;)

本日は「脳幹出血の予後」です!

【ポイント】
①血腫量
②初期時の身体機能(NIHSS,BRS,感覚障害,姿勢保持)

の2点になります。

脳幹出血の方は予後不良の方から、え!?麻痺ほとんど無いじゃん!
という方まで様々です。

1番難しいのは身体機能が悪いが、徐々に機能が上がってきてこの人歩けるの?歩けないの?という人が個人的には悩みます。

今回は初期評価時からの予後予測の資料があったので紹介します。

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参考文献:脳幹出血患者の予後予測

症例が少ないため、確実にとは言えませんが参考にはなります。

●入院時
①血腫が中脳下部で留まっているか?第4脳室まで穿破しているか?
 tegmentum type(被蓋タイプ)であった場合、20mlで2スライスで収まっているか?
※他の文献では6mlを境に生命・機能予後に影響するとも書かれていました。

②BRSがⅣ以下か?以上か?
③感覚障害の程度はどうか?

が重要かと思われます。

●入院時〜退院前
①支持物を使用し立位を保てるか?
 保てそうであれば,歩行までいける可能性あり
 保てないのであれば,歩行以外の環境設定を考えていく必要あり

理学療法士の強みは
・予後予測
・活動へのアプローチ

ではないかと思います!正確に予後を分析し目標を設定。
目標に向かってICFで環境や個人因子を含め分析し、アプローチして行けたら最高だなと思います。

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