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【Day15: 大人も子どももごちゃ混ぜになって学ぶ】

地域おこし協力隊として、地元の福岡県八女郡広川町にUターン。
2022年1月より、学習教室「irodori Study Lab」を運営している井上涼です。
irodori Study Labでは、ICTを活用し、一人ひとりの興味関心に合わせた探究学習、そして、英語学習を通して「想定外の未来をつくる」ことをコンセプトに活動しています。

今日は開校日。動画編集に挑戦してみたいという生徒と一緒に、動画の構成までは考えたまではいいけど、いざ編集ソフトを使うとなると、自分と一緒に調べながらの作業になるので非効率。まあ、大人もわからないことはたくさんあるしなんぼでも失敗するんだよという姿を子どもたちに見てもらう分にはいい機会だけれども、肝心な編集作業に時間がかかりすぎてしまう。そんな中、カメラや動画編集を得意としている友人が助けに来てくれた。

子どもたちは、自分が説明するよりも前のめりに、真剣に聞いて、慣れない質問も一生懸命にやっていた。

来た当初はこちらから何を聞いても反応が薄かった子が、1ヶ月経った今では他の大人たちに対しても自ら質問を考えるほどに成長。その様子を見ていてなんだか感慨深い気持ちになった。

普段なら15分、30分とかかってしまうところもその友達に聞くとわずか数秒で解決。子どもたちも、今日はカットとテロップの作り方を覚えたらしく、いつの間に時間を過ぎるくらいに必死に取り組んでいた。

エンジニアとして仕事をしていた時に、「15分調べてもわからなかったら人に聞きなさい。」と言われ続けていた。15分調べてもわからないことは1日考えても解決しない。この言葉も本当にいい教訓となっている。

わからないことがあったときに、すぐに駆けつけてくれる友人がいるから本当にありがたい。
「わからないことを素直に人に聞けるかどうか」この環境を自分の中でいかに作れるかは社会人になってもとても大事なスキルの一つ。

子どもたちにとってもいろんな大人たちに会うことはとてもいい機会だし、できればもっともっといろんな大人たちがふらっと顔を出したり、なんなら仕事をしている側で子どもたちはそれぞれのプロジェクトに取り組む。
いつかはそんな光景が当たり前になるといいなと思っている。

学校の校舎内にオフィスがあっても面白いと思うし、会社の中に学習教室があってもいいと思う。わからないことはすぐプロに聞ける環境。

「大人も子どもも立場年齢関係なく学び合える場所」というのはずっと自分の中で理想としてあるからこそ、今日はそんなことが想像できるいい時間だった。


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