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29歳3.22(日記)

仕事を上がったので、
夕飯前に日記を書いてみる。

初めての試み。
いままでは
日記は寝る前に
紙のノートに
寝そべって書くものだったから。

***

今日は仕事。
午前中はツリークライミングの講座の
リハーサル。
緊張している。
人に登り方を伝えるのは初めてのことなので。

うちが教わる立場だったら、
楽しみでドキドキするだろうけど、
こちらは
別の意味でドキドキしてる。

こういう体験も貴重だ。

当日雨だったら中止なんだけれども。

***

火曜日だけれど、
呑みにいこうかどうか迷ってる。

お店の店員さんで話したい人がいて、
忙しいときもあるから
相手をしてもらえるかどうかはわからなくて、
でも、顔を見られるだけでもいいか、
なんて思いつつ。

今日は観光船が出航中だから、
お店に来るお客さんは
島の人が多いのかな。
時々隣り合った人と話をするのも楽しいけれど。

***

最近絵を描いていない。

無理に描くことはしてない。


その背景にはきっと

たぶんまたいつか、
描こうとしなくても
描いてしまう時が来るという感触がある。


だから
そこまで描きたいわけでもない今は、
筆が進まないだけなんだろうと
ひとりでに納得しているようなのだ。


***

ここらで書くのをやめておこうかどうか、
迷ってる。

また迷ってる。

迷ったときは、立ち止まる。
いつからか、思わず立ち止まってしまうし、
それでまあ仕方ないなあ、って思ってる。

「立ち止まるな」ってことば、
どこかで聞いた気がするけど、
間違っている気しかしない。
すくなくとも
今のうちにとっては。

立ち止まるな、が有効に作用する場合があるとしたら、
吊り橋を渡っているときなんかがあるんだろうけれど

吊り橋が目の前に現れたら、
渡るかどうか決める前に、
その時点でいったん立ち止まるよね。

向こう側にどうしても行きたくて、
何かのっぴきならない事情なんかがあったりして、
吊り橋をいよいよ渡るしかない、ということになったら、
意を決してノンストップで渡ることもあるだろうけれど。

そんなギリギリで余裕なく意を決する機会なんかは、
できればない方がいいと思ってる。

いつのまにか
吊り橋が目の前にあったとしても、

本当にのっぴきならないのか。
本当に今すぐ渡らなければならないのか。
本当に吊り橋以外に道はないのか。
そもそも、
本当に向こう側に行かなければならないのか。

よく考えたい。
立ち止まって。なんなら周辺を散歩でもしながら。


おちつけ。
あわてるな。

うちはこれまでも
これからも

何度でもそう、
自分に言い聞かせることだけは、
やめないでおこうと思う。


29years old,3.22,Mizuki

絵を描くのは楽しいですが、 やる気になるのは難しいです。 書くことも。 あなたが読んで、見てくださることが 背中を押してくれています。 いつもありがとう。