ひとこと、いろいろ
言わないこと
「言わない」期間がたびたび訪れることに気がついた。
そして、それは必要なことだということも。
沈黙。
それは、
意図的につくらなくても、いつのまにか
そこにある。
底にある、
時間の流れ。
「必要」って、
そういうことなのかもしれない。
おのずから現れてくること。
すでにあるもので、「必要」は十分。
あれも必要、これも必要、なんて
まだ手元にないのに口に出して言うようなモノは、
本当は必要なんかじゃないんだ。
たぶん。
そこになにか「必要」が含まれているとしたら、
「希求するこころ」とか「さびしさ」のことなのかもしれない。
自分が必要としているのは、むしろ
欠乏や、空白、沈黙のほうなんだ。
しょっちゅう訪れる
そういうものたち
お金
お金をかけないとできないことばかりに目がいって、
お金をかけないでもできることを何にもやってない、
なんてことになったら、
もったいないよね。
思い出は空になる
思い出は空になる
その価値観の中で
思い出せることはつきてくる
ある脈の上で
思い出せることは限られている。
目的が変われば、埋もれていた記憶が顔を出す。
「嫌われる勇気」という本では、
人は「記憶の中から目的にかなったものを拾い出す」
とあった。
目的意識が変わると、思い出せることも変わる。
それが見たくて、変わってゆく。
見える景色が、ずっと同じでは、つまらない。
だから、変わっていく。
呼吸しながら、ちょっとずつ。
感情
感情は静か。
頭脳は雄弁。
感情は水。
頭脳は炎。
頭が怒りに
かじを切った時にも
感情は冷静に、寂しさをたたえてる。
「感情の激昂」とか、嘘だから。
「頭ではわかっているのに感情が高ぶって」とか嘘だから。
頭は風を受けて揺らぐ炎
風向きも強さも気まぐれ。
突然強くなったり弱くなったり。
感情も波立つことはある。
炎で温め続けると、
水だって熱くなる。
けれど、やはりずっと
遅れてきて、穏やかで。
いつも寂しいのです。
頭脳は雄弁で単調。
感情は豊かで静か。
28.6.22, Mizuki
絵を描くのは楽しいですが、 やる気になるのは難しいです。 書くことも。 あなたが読んで、見てくださることが 背中を押してくれています。 いつもありがとう。