Netflixで「攻殻機動隊SAC_2045」観た
評判悪いなぁ。
好きなのに。
ってことでとりあえずシーズン1(で合ってる?)全話観ました。
神山健治のS.A.C.しか知らないので他についてあーだこーだ言うつもりはありませんが(暇だし他作品も見ようかと思ってるので観終わったらガタガタ言うかもしれません)、そんなに不満かなぁ。
俺がライトなファンだからかなぁ。
面白かったけどなぁ。
もちろん続く前提ですが(さすがに中途半端なところで終わりすぎでしょ)。
少佐の声は田中敦子さんじゃなきゃ駄目だってのはつくづく感じましたけど(他知らないけどwww)。
前提として「全世界同時デフォルト」とか「サスティナブル・ウォー」とかって世界設定が分かりにくいって意見が多いみたいですけど、そんなのノリでしょ、ノリ。
(ここから最後まで結構ネタバレが続きます)
要するにアメリカ主導の「全世界同時デフォルトで経済がしっちゃかめっちゃかになっちゃったからアメリカが主導で世界各地で戦争(場合によっては『戦争のようなもの』)を起こすことによって無理やり生産→消費のサイクルを作り出してるディストピア的な未来」ってことでしょ?違うの?現代とほぼ一緒じゃん。少佐率いる傭兵集団の名前が「ゴースト」ってのがあんまりだって?大体チーム名決めるときなんてそんなもんじゃん。パズとボーマは何してたの?知らねえよ!トグサの離婚と電脳化は確かにショックだったけどさ。あっちの時間も進んでんだよ。
多少のご都合主義も含めてのアニメだろうが!エンタメで現実と寸分違わぬモン見たいか?そんなモンアニメにする意味ねえよ、現実見ろ!
…
ゴホン。
失礼、取り乱しました。
S.A.C.を2nd GIG含めてもう一度観直そう(もちろんNetflixで)とは思いましたが(結構細部を忘れてる)、個人的には続きへの期待も込みで満足でしたけどね。
相変わらず名言も多いし。
今回一番心に響いたのは8話、トグサが少佐と向き合うシーン。
「我々がなすべきは、それが独善的であろうと自らの意思で各々が決断し、他者にとって最良の結果を導き出すこと。その結果自分に満足できれば良し、しなくても良し。それはどこにいようと変わらない。」
これ、ほとんどの仕事人の悩みを一発で解消する回答じゃない?
全社会人が立場問わずこのスタンスで仕事したら余計なストレス格段に減るよね?
いつも少佐と課長は本質を教えてくれる。
課長も相変わらずカッコいい。あの人の人脈どうなってんだ。アメリカ政府の要人(女性)に「ついに最後まで下の名前で呼んでくれなかったわね…」って言われんの。色男過ぎんだろ。
総理大臣が元アメリカ人ってのも近い将来ありそう。何なら現実だと女性総理よりも先にありそうで別の意味で怖いけど。S.A.C.の世界線だと2nd GIGのときの茅葺総理が女性だっけか。現実がフィクションを凌駕する日が来るぞ。
まあこうやってディテールについてさまざま議論の余地があるからこその「攻殻機動隊シリーズ」なんでしょうし、賛否巻き起こるのが人気作品の宿命ってことでしょうか。
続きを期待して待とうと思いますけどね。
ところで、数ある本シリーズのレビューなんかで誰もハリウッド版/スカーレット・ヨハンソン少佐について触れないのはなぜ?「邦キチ!映子さん」に頼めばいい?
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