家に帰ったらスマホは切る、パソコンはつけない、さっさと飯食って風呂入って早く寝て早く起きる

という生活を一月ほど続けています。5時過ぎに仕事が終わり、買い物、帰宅、食事、風呂(合間に軽く筋トレ)を済ませるとおおよそ8時台です。そこから9時過ぎ位まで本を読み、後は寝るだけです。朝は4-5時に起きます。もし眠かったら時間いっぱい寝ます。それこそ10時間以上。

実に幸せです。

思えば以前は帰宅と同時にパソコンを付け、日付が変わるまでだらだらとyoutubeやtwitterやら非生産的なことで時間を潰し、翌日には慢性的な睡眠不足を抱えながら病棟に上がっていました。まあ当然仕事の効率も下がります(ハイポだけど)。睡眠不足 →慢性的疲労 →ストレスがたまる →帰宅後にだらだらろ過ごしてしまう →睡眠不足、という現代人が陥ってしまいがちな悪循環をひたすら繰り返していたわけですから、鬱っぽくなるのも仕方なかったかなと思います。”スマホ依存”や”ネット依存”が結局のところ睡眠不足を招いていいたといっても過言ではなかったと思います。

復職を機に生活習慣を少しは見直さないといけないな、と思い早寝早起きネットスマホ断ちを実践しようと試みたのですが、案外上手く達成することができました。自分でも少し驚いています。以下に自分が成功した方法を記載します。参考にしてね。

①節スマホ、節ネット

節煙ではなく禁煙、節酒ではなく禁酒、がニコチン中毒、アルコール依存のスタンダード治療なので、本来ならネットもスマホ絶対禁止にするのがbestかもしれませんが、もはやスマホ・ネットは水道ガス電気同様にインフラなので0にすることはできません。そのため自分にとって一番弊害となる使用時間帯の使用を禁止することが現実的です。自分においてはそれが帰宅後から就寝までのタイムゾーンでしたので、その時間帯の使用を控えることができれば大幅な効果があると思いました。平日勤務後は帰宅したらスマホは切る、パソコンはつけない。

②最初は禁断症状がでます。

当初は「よし、今日は帰宅してもパソコンつけないぞ」と意気込んで出勤するのですが、疲れて帰宅するころにはパソコンつけてだらだらと時間を過ごしたいという欲求がムクムクと湧いてきました。スイッチ一つでネットの世界にダイブできるのに、それをあえてせずに黙々と就寝までのルーチンワークをこなすことの無味乾燥さ、そしてそのつまらない時間を乗り越えなければならない恐怖が自分の心と体を支配しています。まあちょっとくらいならパソコンつけてもいいだろう、と軽い気持ちで触ったが最後、ずるずるとネットサーフィンが止まりません。困ったものです。強い覚悟のもと電源をoffにして暗い液晶を目の前にしていると、今度はなんだか手が震えてきます。立派な禁断症状です。まさかここまで依存しているとは自分でも思いませんでした。知らず知らずのうちにネットが生活の、いや心の一部に待ってしまっていました。

③強制的にネットから隔離する

家に帰ってネットに触れない状態が落ち着かないまま我慢して就寝することができる日もあれば、誘惑に負けてパソコンに触れてしまう日もある、という非常に不安定な日々が続きました。今日は家に帰ってネット断ちを敢行できるか否か、という自問自答がかなりストレスになっており、そのストレス解消のためにまたパソコンを開いてしまうという悪循環に陥りました。ネット依存を原因とするストレスから解放されようと努めているのに、そのプロセス自体がまたストレスになっているわけです。どん詰まりです。そこで、泣く泣くとある道具に頼ることにしました。

いわゆるタイムロックコンテナという代物で、蓋をして設定した時間にならないと鍵が解除されません。実際に私の使用を説明すると

①出勤まえにこの箱にマウス、ポケットwifiを入れる。
②夜の12時ごろ解除されるように時間を設定する
③帰宅しても蓋が空かないので、パソコン使えない

以上です。これを平日が毎朝繰り返します。普段僕は小さなノートパソコンを液晶につないで使用しているので、のっぴきならない状況でどうしてもパソコンを使わなくてはならない状況を想定して、電源コードまではロックしません(いちいち箱に入れるのめんどくさいですし)。
これでパソコンの使用を平日帰宅後にすることはほぼなくなりました。

④禁断症状が和らいだ

しばらくこの方法で経過を見ていました。最初の一週間くらいは帰宅してさてパソコンでもつけようか、と無意識に手がパソコンに伸びるものの、箱の中から取り出せないマウスとwifiを見て現実を悟る、という喜劇を一人で繰り返していました。しかし二週、三週と経つにつれて帰宅してもパソコンが使えないことに対する焦燥感は次第に減り、むしろパソコンを開いて液晶画面を眺めなくてもよいことが心地よくなってきました。これは自分でも驚きました。パソコンを使えないことでストレスが増大するかと思いきや、返って心が平静になっていきました。

⑤スマホの電源を切る勇気

この状態になると、帰宅してスマホの電源を切ることにほとんど抵抗がなくなりました。むしろスマホを見なくて済むことが心地よくなってきました。今では帰宅即スマホの電源を切り、就寝前に一度付けてメールやラインをチェックし、また電源を切るというサイクルを構築することができました。進歩です。

⑥依存症はこわい

自分は酒が弱いので、酒はほとんど飲みません。パチンコもしません。なので心の底でアル中やパチンコ通いを馬鹿にしていたのですが、よくよく考えてみれば自分自身も十分ネット依存であったわけです。人のふり見てわが身を直せをはいいますが、まさにその通りです。確かに帰宅即スマホ禁止、パソコンも禁止という生活がなかなかハードルが高いですし、その生活を導入する初期は多大なストレスが余計にかかると思います。とはいえ寝る直前まで液晶画面を眺める生活が心おと体に良いはずはないのです。

※まあ友達いないし誰からも連絡こないからスマホの電源切っても平気なんだけどね!


ばいばい。



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