見出し画像

小学生・中学生の活動について


おんせんキャンパスでは、その子に合わせた活動のしかたを提案しています。
ひとりで活動するほうが安心できる子はスタッフと個別の活動を中心に行い、興味のある活動内容があれば、オンラインで参加することもできます。また、活動内容によっては複数でも大丈夫という子は、その活動だけみんなと一緒に参加することもあります。
ここでは複数人で行う、おんせんキャンパスの日々のプログラムについて説明します。



1日のスケジュール

おんせんキャンパスのプログラムは、主に「スポーツ」「グループワーク」、食育の「つくってたべよ♪」、自らの心や体を意識する授業「こころとからだ」、職業について学ぶ「キャリア」、そして、自分の好きなことを行う「サークル」などで構成しています。
加えて時折、遠足や通学合宿、地域交流などの体験イベントを企画しています。

学習の時間は、子ども本人が取り組む教科と内容を決めます。
スタッフはその子どもが在籍している学校の学習状況を把握し、それを目安に子どもと面談して、子ども自身が学習計画を立てられるようにアドバイスしています。

目指しているのは、自分に合った学習の方法を見つけること、そして学習を続けられるようになること。

タブレットやパソコンの利用、オンラインの学習プログラムに挑戦、むしろ、わかったことをスタッフに教えるなど、いろいろ試してみて、自分に合う学習方法を探すことも大事にしています。

そして、その日やった学習で「できたこと」「よかったこと」をふせんに書き出し、振り返りを行います。
月ごとにふせんをまとめてノートに貼り、あの学習はうまくできたな、たくさん覚えたなと視覚で振り返れるようにするためです。

体験を大事に

「グループワーク」や「スポーツ」「つくってたべよ♪」は、コミュニケーション力を育むことも目的にしています。

コミュニケーションをとることに不安を感じる子もいるので、安心できる場づくりとして、「グループワーク」でグランドルールを設けています。

それが「話している人のほうを向いて聞く」「否定しない」「話してくれた人に拍手をおくる」です。
このルールによって、グループ活動が苦手だった子もしだいに他の子たちと楽しく交流できるようになっていきます。

「スポーツ」は小学生でも中学生でも楽しく参加できるよう、高い運動能力や体力を必要としないスポーツを中心に行っています。
そして、地域の方と一緒にグランドゴルフを行うなど、おんせんキャンパスだけにとどまらない交流も行っています。

子どもが自分なりの生き方を見つけるには、いろいろな人と関わって、多様な生き方を見る機会が必要です。
また、子どもを見守り、時に応援してくれる人が地域にいると、子ども自身も保護者さんも心強いのではないでしょうか。

そんなあたたかく、ゆるやかなつながりをつくりたいという思いで、おんせんキャンパスでは社会教育プログラムやボランティア活動など、地域交流の場面もつくっています。

子どもの育ちに「正解」はありません。
ひとり一人の育ち方、生き方がある。
ひとりの人としての育ち方、生き方を探る、その手伝いをおんせんキャンパスはしたいと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?