三霊泉五名泉投票 S5.6.1

今日も中間発表の時間がやってまいりました!
日付を合わせるために急いで投稿しています…内容のボリュームが小さめなうちに追いつきたいところです。
そもそもの企画のことは最初の記事をご覧ください。

この日から新聞記事に順位と前日からの動きを加筆しています。
さて、張り切っていきましょう!

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昭和5年6月1日

子宝湯は依然第一位
根崎温泉の進出 いよいよ白熱化す

我が社が一度、本道の霊泉名泉の投票を募るの計画を発表して以来温泉に恵まれた本道各地からは意外な共鳴を受け大人気をもってこれを迎えられ日を追うて投票殺到の盛況にあるが発表以来登別子宝湯は依然として第一位にあり第十八位にあった銭亀沢の根崎温泉は突如として今日第三位を占める勇進ぶりを示した、各方面からの情報によって今や隠れた名霊泉は続々としてあらわれ郷土のほこり本道のほこりとしてここにその名は広く天下に伝えられることであろう、時まさに新緑もようやくこまやかならんとする初夏 必ずや各地からの投票戦は数旬にしていやがうえにも熱狂するものと予想されている

三霊泉五名泉投票

31日まで到着の分

 1位(→0)  1379 登別  子宝湯
 2位(→0)   548 音更  雨宮温泉
 3位(↑18)  252 銭亀沢 根崎温泉
 4位(↓1)   244 鴛泊  利尻冷鉱泉
 5位(↓1)   171 昆布  昆布温泉
 6位(↓1)    59 大沼  大沼温泉
 7位(↓1)    45 留寿都 及川ラヂウム温泉
 8位(↓1)    24 羅臼  羅臼温泉
 9位(↓1)    10 登別  登別温泉
10位(↓1)     8 千歳  丸駒温泉
11位( 初)     7 早来  鶴の温泉
12位(↓2)     6 上湧別 冨美温泉
13位( 初)     4 豊平  定山渓温泉
   (↓2)     4 武華  温根湯
   (↓2)     4 湯ノ川 湯ノ川温泉
   ( 初)     4 幌別  カルルス温泉
   ( 初)     4 山越  山越温泉
   ( 初)     4 洞爺湖 床丹温泉
19位(↓4)     3 美谷村 歌棄温泉
   (↓4)     3 幾春別 白石温泉
   ( 初)     3 二股  二股温泉
22位(↓5)     2 札幌  札幌温泉
   (↓4)     2 一已  柏温泉
   (↓4)     2 倶知安 山田温泉
25位(↓4)     1 手塩  豊富温泉
   ( 初)     1 鹿部  鹿部温泉

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子宝湯は依然一位ですが、得票は昨日と一緒ですね。
温泉地名が増えてきました。「根崎温泉」とは函館市の湯の川温泉です。当時は松倉川を挟んで「湯ノ川温泉」と「根崎温泉」に分かれており、大正時代にはどちらの温泉地も大人気でした。温泉掘削しすぎて湯量が減ったため、道が掘削に規制をかけたほどです。
根崎温泉はこのランキングをかき回す存在になりますので、最初に説明を加えておきたいと思います。

また、洞爺湖温泉ははじめ「床丹温泉」と呼ばれていました。早来町の鶴の湯と鹿部温泉などもここで初登場です。

この記事のあと「投票規定質疑」という見出しあり。
Q:投票用紙をまとめて投票する場合、上の一枚だけに記入して残りは『同上』でもいいですか? また投票用紙が2枚分あるので、右だけ書いて同左にしてもいいですか?
A:一枚ずつ書いてね

Q:町村名は絶対書かなきゃいけませんか?(ペンネーム山の人)
A:所在地がはっきりしないと投票整理の時に無効になるかもよ
という質問が載っています。

ちょっとでも楽しようという…笑

次の発表ではランキングが動くでしょうか?
乞うご期待!

※この投票は90年前に終了しています!

温泉経営者だった経験を生かし、北海道の温泉をさらに盛り上げる活動をしていきたいと思っています。サポートしていただけたら嬉しいです!