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地獄ハイキング 照湯〜小倉コース


2021年10月31日(日) PM1:30〜3:30
照湯バス停前を出発し、照湯温泉と閻魔坂を経由して、森藩別邸から、ゆけむりや地形眺望をするとともに春木川沿いの景観を観察しました。
その後、坂道を下り、照湯橋を渡り、旧別府原爆センター付近や坊主地獄を通り、日本初の発電所の位置を確認、鉄輪地獄地帯公園までのコースです。

スタートは「照湯温泉」豊後森藩のお殿様が愛でた温泉の石組みが残されています。泉質は「単純泉」ですが、ほのかな硫黄臭と白い湯の華が舞っていることもあります。

瀬戸内海で活躍した来島水軍の来島長親は関ヶ原の戦いで西軍に属したが、福島正則の取りなしで、豊後森(玖珠町)に旧領と同じ1万4千石を得て森藩となりました。森藩は飛び地である鶴見村で温泉を活用して明礬(鉱物)を製造したり温泉保養施設を築いたりしています。

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                 【豊後森藩「鶴見七湯廼記」から】

春木川沿いに「照湯」横の坂道を登ると「森藩別邸」に到着

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地獄ハイキング「照湯~小倉コース」ガイドブック

 ※地獄ハイキングのハンドブックは、上記のPDFを印刷して下さい。

【ハイキングの見所と目的】
       別府温泉地球博物館 フィールド博物館館長 竹村惠二
                 (京都大学名誉教授)

 私たちの住んでいる別府は、世界でも有数の湯のまちです。そして断層と火山のまちでもあります。皆さんは、これらが密接に関係していることを知っていますか?

 別府は、地下の地熱活動と、地表の火山からの堆積物の上に立っており、それらをたくさんの断層が切っています。そのおかげでお湯が湧いたり、水が湧いたりしているのです。

 今回は別府の南を走る朝見川断層に沿って歩きながら、温泉湧水地帯を観察して、別府の成り立ちを考え、さらには私たちの住んでいる地球の息吹を感じてみましょう。




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