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別府八湯温泉本(No.6)

 温泉本Mo.6が発行された2005年の今年の漢字は「愛」
大改修を行ったばかりの「清水寺・奥の院」ひのき舞台で発表されました。

マンション耐震強度偽造問題「姉歯事件」や福知山線の脱線事故など暗い事件があった一方、紀宮さまのご結婚や21世紀最初の万博「愛・地球博」が大成功などの明るい話題もありました。

バスガイドによる地獄巡りの創設者「油屋熊八」も登場

 2005年2月温泉法施行規則が改正され、温泉法に基づく既存の掲示項目に加え、温泉成分に影響を与える項目を掲示することを義務付られました。
具体的には次の4項目となります。
(1)温泉に水を加えて公共の浴用に供する場合は、その旨及びその理由
(2)温泉を加温して公共の浴用に供する場合は、その旨及びその理由
(3)温泉を循環させて公共の浴用に供する場合は、
 その旨(ろ過を実施している場合は、その旨を含む。)及びその理由
(4)温泉に入浴剤を加え、又は温泉を消毒して公共の浴用に供する場合は、
 当該入浴剤の名称又は消毒の方法及びその理由

 前年に長野県のS温泉が独特の乳白色の温泉にするために入浴剤を使っていたのが発覚、これをきっかけに全国で温泉偽装問題が相次いで発覚し、社会的な問題にまで発展、改正につながりました。

別府が独自に開発した「温泉カルテ」
源泉だけでなく浴槽の泉質も表示

別府は温泉だけではない! 観光や美味しいものも楽しみたい。
そんな人のための別府を満喫する4コースを紹介しています。

別府の湯けむりと言えば、鉄輪の「湯けむり展望台」からの眺望が有名ですが、ゼミ生も動員して別府中の湯けむりをカウントした姫野由香さん(大分大学助教)が選んだとっておきの景観です。

別府の湯けむり BEST10

この年の4月1日には690名になった
温泉道名人がお薦めする「ここが一番!」の温泉です。
今は入浴することが叶わなくなった温泉もありますが、別府温泉の多様性がを感じられます。

この年から、企画・編集がNPO法人ハットウオンパクに変更になりました。

別府八湯温泉本は
 企画・編集 NPO法人ハットウオンパク
 編集委員  鶴田浩一郎、野上泰生、中尾誠、後藤美鈴
       末田加良子、冨来昌博、大塚真澄
 温泉監修  斉藤雅樹、斉藤英里
              のメンバーで作成され、定価350円でした。

※別府八湯温泉道の詳細は
20周年記念講演会「別府八湯温泉道の 過去・現在・未来」をご覧下さい。


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