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今年はお風呂で温活、しませんか?

あけましておめでとうございます。

皆さまは年末年始はどこで入浴しましたか?

勤務先の銭湯が元日に初めての朝風呂営業をするということで、わたしは浴室の掃除や湯沸かしをしながら新年を迎えました。

陽が昇っておらず、まだ真夜中のように暗いこんな時間にお客さんは来るんだろうか?
と思いながら元日の朝6時に開店しましたが、お客さんは来てくださっていました(感涙)。

新年を入浴でスタートする文化があるのは日本ぐらいではないでしょうか?
初風呂は初詣と並んで年始の恒例行事になさっている方も多いようで、日本人はお風呂が好きなんだなぁと改めて実感した1日でした。

家のシャワーだけで入浴を済ませる人が多いと言われている現在ですが、湯船に浸かるのはやはり日本では大切にされている文化だなと、スッキリ晴れやかな表情で帰ってゆくお客さんのお顔を見ながら思いました。

肩こり・頭痛・腰痛、なんだか疲れやすく風邪をひきやすい、気持ちが沈みやすい等々のお悩みをお持ちの方々、もし普段の入浴がシャワーのみでしたら、今年は湯船に浸かる素晴らしい文化を生活に取り入れてみませんか?

わたしは温浴で心身の様々な悩みが軽くなり、毎日の暮らしが楽しくなりましたので、ここで改めて「基本の入浴法」をご紹介します。

温浴ベテランの方々も、よろしければ復習のような感じで読んでいただけたら嬉しいです。

疲れが取れやすくなる基本の入浴法

お湯の温度は40℃がベストです。
熱すぎない温度でじっくり浸かると、身体の芯まで温まり温浴効果が高まります。

暑い季節は38℃ぐらいまで下げて、ゆっくり浸かるのもオススメ。

38〜40℃が身体への過度な負荷やのぼせを防ぐ安全な温度だそうです。


一昔前は半身浴で長く浸かる方法が推奨されていたように思いますが、肩まで浸かる全身浴の方が水圧と浮力の作用が大きいので、身体の隅々まで血の巡りが良くなります。

水圧はマッサージに似た作用があり、特にむくみの解消に効果的です。

お湯の中では浮力によって、浸かっている部分は約10分の1の重さになります。
肩まで浸かるとほぼ全身が重力から解放され、関節や筋肉の緊張がほぐれ、気持ち共々リラックスすることができます。

立ち仕事などで足のむくみでお悩みの方々には毎日の全身浴をオススメしています。
全身浴の水圧と浮力の作用で、わたし自身も足のむくみで辛い日がほとんどなくなりました。

あまり長く浸かりすぎるとのぼせたり、かえって疲れすぎることがあります。
身体に負担をかけずに、しっかり温まることができるのは10〜15分ぐらいだそう。


天然温泉の成分が入った入浴剤や炭酸入浴剤など、血行促進効果がある入浴剤を使うと、温浴効果がアップします。

その時々の気分や体調に合わせて香りで選んでも良いでしょう。
好きな香りの蒸気で鼻と喉が潤い、リラックスすることで自律神経が整う効果も期待できます。


入浴を終えてから90分後ぐらいが入眠にベストな時間になりますので、湯上がりに涼みすぎると入眠前に湯冷めしやすくなり、せっかくの温浴効果がなくなってしまいますのでご注意ください。


以上が基本的な入浴法です。

まずはおうちのお風呂でもいいので、湯船に浸かることによる効果を知っていただいて、心身の悩みが和らぐ方々を増やしたい!

新年ですので初心にかえってみました。

昨年は大阪銭湯の話が多くなったので、今年は温浴そのものについてもっと学んで書きたいと思っております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


löyly girl(ロウリュガール)
「湯快な毎日」がモットー。
銭湯で毎日温浴をするようになってから身体の様々な悩みが寛解し、銭湯を後世に残す重要性に気づく。温浴の素晴らしさを伝えていくために銭湯で働いています。ゆとなみ社(みやの湯・門真市)勤務。
https://twitter.com/loylyg

https://instagram.com/loyly_girl


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