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【不調別入浴法】②風邪

こんにちは。
年が明けて早1ヶ月です。
一年で最も寒くなる2月は、年末年始の疲れと冷えが重なって体調を崩してしまう方も多いのではないでしょうか?

今回は風邪をひいてしまったときの入浴法についてです。

風邪のときはお風呂に入ってはいけないと聞いたことがあるかもしれません。
しかし症状によっては入浴したほうが良い場合もありますので、ご紹介したいと思います。


1.入浴を避けるべき症状

以下の症状がある場合はお風呂に入ると悪化してしまう場合があります。

・37.5℃以上の発熱
・血圧が高い(上160以上、下100以上)
・嘔吐
・脱水症状を伴う下痢

※乳幼児や高齢者は上記の症状の有無に関わらず、お風呂は我慢して安静にすること

風邪のときはお風呂に入らない方が良いと言われる理由は、昔の家のお風呂場は現代のように暖かくなかったからです。

湯冷めをすると風邪が悪化するから入らないほうが良いと言われていましたが、入り方次第では症状をやわらげることができますし、体内温度を上げれば免疫力がアップして抗ウイルス作用が活発になって回復が早まります。


2.入浴前に脱衣場と浴室を暖めておく

浴室に暖房設備がない場合は、湯船にフタをせずにお湯張りしましょう。

脱衣場は、入浴する数分前に浴室ドアを開けたまま熱めのシャワーを出しっぱなしにすると暖めることができますよ。

3.ぬるめのお湯40℃に10分以内が目安

熱めのお湯に長くつかると、体力を消耗して風邪が悪化することがありますので、40℃の湯船に10分以内を目安につかりましょう。

肩までしっかりつかる全身浴で、湯気を吸い込むことを意識すると良いです。
湯船の蒸気が風邪による喉や鼻の症状をやわらげてくれます。

お気に入りの入浴剤を使うのももちろん◎

4.洗髪や洗体はサッと済ませる

湯船の外に長くいると身体が冷えて症状が酷くなる場合がありますので、髪と身体はサッと洗いましょう。

5.湯上がりに即パジャマNG!

湯上がりに身体が冷えないようにすぐに着衣したほうが良いように思われますが、入浴後に身体を拭いてから2度目の発汗タイムがあるので、バスローブを着るのがベストです。

バスローブは汗を吸うだけでなく、湯上がりに蒸発してしまう水分を体内に留めて乾燥を防ぐ役割を果たします。

とは言え、私自身はバスローブを所有していません(笑)。

手間ではありますが、二次発汗が終わってから再度着替えています。
汗で湿ったままのパジャマで寝ると身体が冷えて、確実に風邪が悪化します。

この機会にバスローブを買うのもいいかもしれません。
セレブな気分を味わえそうですし(笑)。

6.入浴前後の水分補給をお忘れなく

コップ1杯のお水を入浴前後に飲むのは、風邪のときだけでなく普段も心がけてください。
経口補水液やスポーツドリンクも適しています。

風邪の日の入浴前後、私はアクエリアスのマルチビタミンか、ビタミンウォーターを飲むようにしています。
電解質とビタミンが水分補給と同時に摂れて最適なのでは?と思っています。


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風邪のときは症状が酷くなければ、湯船につかったほうが治りが早くなると思います。
シャワーだけだと逆に身体が冷えて良くない気がしています。

湯上がり後に身体を冷やさないことが重要なので、風邪のときは銭湯ではなく、家のお風呂に浸かって、二次発汗が終わったらすぐにお布団へ!を心がけております。

そうすると、大抵の場合は本格的な症状が出てしまう前に治っています。

疲れや冷えで免疫力を低下させてしまわないように、毎日少しでも湯船に浸かって風邪を予防してもらえると一番良いです。

風邪の症状と一部似ている花粉症に最適な入浴法は前回書いていますので、よかったらこちらも参考になさってください。

もうしばらく寒い時季が続きますが、ぜひ温浴を上手く活用して、健やかな毎日をお過ごしくださいね。



löyly girl(ロウリュガール)
「湯快な毎日」がモットー。
銭湯で毎日温浴をするようになってから身体の様々な悩みが寛解し、銭湯を後世に残す重要性に気づく。温浴の素晴らしさを伝えていくために銭湯で働いています。ゆとなみ社(みやの湯・門真市)勤務。
https://twitter.com/loylyg
https://instagram.com/loyly_girl


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