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HSPではないと思ってた私が「繊細さんの幸せリスト」を読んで、見える世界が変わった話

皆さんこんにちは。さやかです。

こうしてnoteを書くのはかなり久しぶりなのですが、先日「繊細さんの幸せなことリスト」という本を読みとても感銘を受けたので、備忘録がてら久々にnoteに記していきたいと思います

私がこの本に出会ったのは、とある方のnoteを読み、こんな素敵な本があるんだ、と思った事がきっかけでした。

私は内向型ではあるものの、HSPの気質としてよく挙げられる「人混みや音や光の感覚過敏」がそこまで強いわけではない気がして、なんとなーく「自分はHSPではないのかな?」と思い繊細さん系の本は読んだことはありませんでした。

(むしろ、HSPという言葉より、今話題のMBTI診断の結果である「INFP」という言葉の方が、上手く言い表せなかった自分の生きづらさを言語化してくれているような気がしたのです)

しかし、周りの人の視線を気にしてしまったり、色々と深く考え込んでしまう気質は元々持っていたので、なんとなーくこの本の存在が気になった事、そして何より、この本のキャッチコピーでもある「繊細さは幸せの素」という素敵な言葉に惹かれ、この本を読んでみることにしました。

読み終わって一番最初に感じたことは、「自分の小さな幸せを、もっと大切にしていいんだ」ということ。

ありがたい事に、今私にはやりたいことがたくさんあり、そのために使う自由な時間もそこそこあると思うのですが(もちろんフルタイムで仕事はしています)、趣味であれ副業であれ、常に時間に追われている感覚がありました。

楽しいし、充実感もあって心が満たされてはいるんだけど、自分の心に向き合う時間や、やらなければいけない家事などは常に後回しになっていて。

いかに効率的に時間を使うか?どれくらい今自分のやりたい事に時間をかけられるか?という事を最優先にして日々を過ごしてたため、ほっと落ち着く時間、というのは日常の中であまりありませんでした。

そんな日々を過ごす中で出会ったこの本に書かれていたのは、「もっと自分が幸せに感じる時間」を大切にしていいんだよ、ということ。

例えば、朝起きて身支度をし、朝ごはんを食べる時間。

少し時間をかけて朝ご飯を作るときもあるし、美味しいな、と思いながら食べてはいるんだけど、「この時間までに食べ終わらなきゃ」「ささっと食べて趣味の時間を確保しよう」と感じながら食べていることも結構多くて。

でも、本来、「朝ゆっくりした時間の中で朝ごはんを食べること」「自分の中でとても幸せを感じる時間」だったはずなんですよね。

そんな気持ちを思い出したくて、今目の前にあるこの時間を、大切にしてみようと思いました。

なんとなく流していたyoutubeの動画を止め、部屋の窓を開ける。澄んだ朝の風がカーテンを揺らす中で、ゆったりとした時間の余裕を感じながら朝食を食べてみる。すると、今までと何も変わらないはずなのに、お腹だけでなく、心までもがとっても満たされたような感覚になりました。

忙しない日々の中を生きていると、こういうゆっくりとした時間を味わうことって、「無駄なんじゃないか」「もったいないんじゃないか」と思う事が多いけれど。

むしろ、その時間を大切にする事で、自分の心がどっしりと、安定していくような感覚があって。

「繊細さんの幸せなことリスト」という本は、「繊細さんは感じる力が強いからこそ、それを自分のために使うと幸せを感じる事ができる」という素敵な魔法を私に教えてくれました。

ほんの少し意識を凝らすだけで、日常が映画のような世界になる

それからは、日常の中でも少し意識的にこの「感じる力」を使ってみる事にしました。

飼っている可愛いペットのうさぎに触れる時。そのふわふわで柔らかい毛並みを、手のひらいっぱいで感じてみる。あたたかくて心地よくて、気持ち良さそうに目を閉じるうさぎちゃんがとっても可愛くて。ついバタバタと餌をあげたり小屋の掃除をしてしまっていたこの時間が、自分にとってはうさぎちゃんとコミュニケーションを取る大切な時間だったな、という事を改めて思い出したり。

朝、通勤の途中で晴れ渡る空の綺麗さに目を向ければ、公園の葉っぱがさわさわと揺れる音、鳥がちゅちゅ、と鳴いて空を舞う声、近所の人たちが「おはよう」と言葉を交わしながら楽しそうに話す声が耳に届いて。そんな1日の始まりを感じながら、いつもの通勤の道を歩いてみる。

そんなふうに、少し、心の感度を上げながら駅のロータリーに辿り着けば、いつも見慣れたはずの緑の木々や葉っぱが、光に照らされてキラキラと輝いていて。

まるで、映画の中のワンシーンを切り取ったみたいな風景だな、って思いました。

幸せは、いつでも日常の中にあって。

少し意識を凝らすだけで、まるで映画の中の主人公のような気分になれる。

普段、いろいろな事を考えてしまう私たちに与えられた特権だな、とそんなふうに思いました。

もちろん、常にこれを意識して過ごすのは難しいかもしれないし、忙しさの中でこんな穏やかな気持ちを忘れてしまうことだって、きっとあるかもしれません。

それでも、少し意識を向ければ、いつだって私たちの日常の中にはこんな素敵な景色がたくさん溢れているんだ、という事を思い出せれば、それだけで自分の人生はとても豊かになるような、そんな気がします。

「その繊細は幸せの素」いつだってこの言葉を忘れず、過ごしていきたいなぁと思いました。

長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。

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