家庭と仕事の心理学

『家庭と仕事の心理学 子どもの育ちとワーク・ライフ・バランス』

余暇時間の活用に関連することが、自分に与えられた時間の使い方によっては今までと全く異なる価値観や生きがいが生じ、生きることの意味そのものが大きく変化する可能性を秘めているということ。つまり今までとは異なる価値観を持つことで心身共により豊かな新しい生活へと変化する可能性を有しています。

ワークライフバランスを否定する声もありますが、子供の成長発達は単に親子関係だけではなく、家族のあり方にも影響します。家族のあり方はまさに子供の成長発達に沿って親が取り組む生活から生じる家庭環境そのものです。

本書ではそれぞれの家庭事例を調査してどのような影響をもたらしているか数値化して紹介している。同じ人は存在しないというように同じ家庭も存在しない。自分にあった仕事、家庭との関わり方を家族で話し合っていくことが何より大切であり、自分の置かれている状況を知ることで新しい発見がある可能性が高まってくる。

子どもの成長のために家庭のあり方を見直していく。仕事を成長させたいのならワークライフバランスなんて考えてはいけないのかもしれないが、家庭を第一に考えられているのならば夫婦での話し合い、子どもへの背中の見せ方を考えていくことは何よりも大切だと感じた。

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