かいじゅうたちのいるところ=かいじゅう(大人)
『かいじゅうたちのいるところ』
クリエイティブな仕事をしている人からしたら子供のような創造力ってどうしても欲しいですよね?
人気だからということで本書に興味があったんです。読んでみて思ったのは、どう考えてもストーリーがわからないことでした。
考察を調べたり、レビューをみたりしたなかで個人的に感じ取れたのは子供の創造力の力強さという話しです。
本の内容は至ってシンプルでわがままな子供の行動で親子げんかに発展します。部屋で過ごすことになった子供の周りに木が生えたり、海が出てきたり、かいじゅうたちが現れたりと、絵本ならではなのか、子供ってそういう想像するよね。というような感覚になりました。
子供がかいじゅうたちのいる島での生活に飽きて帰ることになった時にかいじゅうたちのセリフが「行かないでよ。食べちゃいたいほど可愛いから。食べちゃうからこっちに戻っておいで」と言います。
このセリフが引っかかり下記のような考察をしてみました。
■勝手な考察
創造力を忘れていくにつれてかいじゅう(大人)になっていくのではないかと思います。それは私たち大人(かいじゅう)が過去の自分という子供時代にあった創造力を思い出し、もう一度戻ってきてよとでも言っているようです。
だからと言って創造力の全てが失われているわけではないと思います。そこには忘れてしまったと理解することで新しく気づける部分もあると思います。それでもあの頃の子供の創造力はもう一度手にしたいと思いました。
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