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ご縁を結ぶ「むすびの神様」✨【末社 織姫・稲荷神社】

多くの日本人にとって、もっとも身近な神社は”お稲荷さん”こと、稲荷神社なのかもしれません。というのも日本にある神社は約8万社、そのうちの実に3万社が稲荷神社だと言われています。

農耕を司る神様であり、その年はじめての午うまの日には、全国各地の稲荷神社では五穀豊穣や商売繁盛などを祝う「初午祭」が行われます。

当社の境内にも、古く地元の人々に愛されているお稲荷さん「織姫・稲荷神社」があります。

その歴史は長く、当社が入谷の地に遷する以前からの地主神で、入谷田んぼ一帯の護り神としてお祀りをされてきました。

当社ではこちらのお社の例祭日を“旧暦の午の日”と定めており、令和6年は3月19日に斎行されます。

様々な花の芽吹きと共に、春を感じられる季節に祭礼を行います…😊
例祭斎行に合わせ、土地とのご縁も深いこのお社のご紹介をさせていただきます…✨


◆「稲荷例祭」特別御朱印

毎年、当社では旧暦の午の日に稲荷神社と庚申塚の例祭が斎行されます。
今年令和6年は3月19日(火)です。

一年に一度の例祭にあたり、心よりの奉祝を捧げ、この期間だけの特別な御朱印を奉製いたしました。

この稲荷神社は、江戸時代の地誌である『江戸砂子』にも「この稲荷霊験深く」との記述が残る古いお社で、戦後に合祀された織姫神社と重ねて恋愛、技芸や仕事のご縁を結ぶ「むすびの神様」としても深い信仰があります。


◆稲荷神社の御由緒

この稲荷神社は、もともとは長左衛門という庄屋がお守りしていたお稲荷さんでした。
長左衛門稲荷ちょうざえもんいなり」とも呼ばれ、入谷田んぼ一帯の護り神として地元の人々に愛されていました🌾

このお稲荷さんの神使である「狐の尾の先が照る」から小野「照崎」神社という名前になったという…冗談のような言い伝えもあった(実際は上野照崎の地に祀られていた為)ほど、多くの住民に親しまれていたようです❕

また、当社の正参道には鳥居が2つありますが、その一つの神額には「稲荷神社」。正鳥居の隣の稲荷神社を尊重して建てられたもので、言うならば「稲荷神社専用の鳥居」なのです。

そしてご参拝の際には、神使像の狐の造形に注目してみてください!

神様を守るため雄々しく睨みを利かせているキツネさんが多いなか、こうした柔らかな印象を受ける造詣の神使像は珍しいのだそうです。

神使像の目線の先にも注目してみてください👀

実は、目線の先には小野照崎神社の御本殿が…! キツネさんは振り返って御本殿を見守っているのです😊

戦後になると、織姫神社が合祀され、現在では、恋愛・技芸や仕事のご縁を結ぶ「むすびの神様」としても深い信仰があります…💗

当社が上野照崎の場所より遷祀される以前から、入谷田んぼと呼ばれる田園地帯であったこの地の護り神として長くお祀りされてきた「お稲荷さん」。

現在も稲荷神社は、この地を護り続けてきた地縁の神様として尊崇を受け、氏子17町会の参列の元、庚申塚と同日に例祭が斎行されています✨

例祭は、神職と神社の役員、入谷の町の役員が氏子を代表して祭礼を行いますが、どなたでも後方にてご参列いただくことが可能です。

どうぞお参り頂き、この機会に多くの方がご縁を戴かれ、益々のご多幸に預かられますこと 心よりお祈り申し上げます…✨

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