高校スポーツ中止について

こんにちは。毎日投稿中です。

今日は最近話題の高校スポーツ中止について書いていこうと思う。
と言っても最近話題なのは甲子園中止なのだがそれに限定されるわけではないので高校スポーツ中止として書いていく。

感想としては率直に「悔しいだろうな」思う。高校三年生が最後の一年間をどれだけかけているかも痛いほどわかる。私もその一人だったからだ。

私の経験から話していく。私が試合に出ることが出来るようになってきたのは2年生の3月。そう、もし私が現役だった3年前にコロナが流行っていたら私のサッカー人生は終わっていたのだ。それまで10年間サッカーを続けてきて最後トップチームの試合に出れないで終わってしまうということだ。死んでも死にきれない。

そのニュースを見て様々考えてみた。まず、私が高校3年生の時試合に出れていたということはめちゃくちゃ幸せなことだったんだなと思った。もちろんコロナとか関係なしで最後の1年間試合に出れないでサッカーを引退した人も沢山いる。正直一生悔しい思いをしながら過ごす人も沢山いるだろう。

そんな中強豪校でないにしても最後の1年間を試合に出て主力の1人として過ごせたことを幸せなことだと思わなければいけない。

サッカー部は正直、夏の大会というのは大きな目標ではあるがもっとも大きな大会ではない。私たちのような中堅校や進学校の人たちにとっては全員でサッカーが出来る最後の大会ではあるが正直冬の選手権がある。まだまだ、目標をもって部活に打ち込むことが出来ると思う。もちろん引退する人もいるのだが、、、。

サッカー部とラグビー部以外の人はある日監督から「夏の大会の中止が決まった」という一言だけでそれまで2年間打ち込んできた部活の引退が決まってしまう。そんなの残酷すぎるよ。

もし私がその立場に立つことになっていたらとても耐えられないと思う。私の中では忘れられない一つの試合がある。もしあの試合がなかったら私の人生は今よりもっとつまらない、そして今の自分はいなかったかもしれない。今の高校三年生にも今後そんな試合が待っていたかもしれなかった。そんな経験をした私だからこそ本当に中止というのは心が痛い。

最近twitterやtiktokで「高校野球は特別だから中止にならなくて当たり前だ」という声が多く見られた。最終的には中止になったのだがその発言が横行している現場をみて驚愕した。もしかしたら当事者が話している可能性があるが本当に高校3年生の最後の大会にかける思いが分かった人ならこんなことは言えないと思う。ましてはどの部活が一番なんてありえない。どの部活も頑張っている。部活自体は将来的になにか直接生かせることはないのかもしれない。だけど、あんなに打ち込める。そんな部活の中でどの部活が一番かなんてありえないと思っている。

ちなみに高校野球だけが中止になっていなかったのは高校野球が特別なんじゃなくて運営組織が違うだけだからな。ある意味特別だけどスポーツ自体が特別なんじゃなくて運営組織が違うというだけ。それを分かってなさそうな奴が多い。一つ勘違いしてほしくないのは私は高校野球は好きだ。球児たちがあそこまで打ち込んでいる姿には今でも刺激を受ける。ただ、高校野球は特別とか一番だという奴は嫌いだ。順位はないというのが私の持論だ。

ここまで話してきた私なりの結論としては高校生の方々にはこの経験を悲観しすぎずに前を向いて一つの人生の糧にして力強く生きてほしい。もちろん悲観せずに生きろなんて無理かもしれない。ただ、いつまでも引きずって行動しないなんてもったいない。少々不謹慎かもしれないがこんな経験滅多に出来ない。

「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ」かの有名なホリエモンが近畿大学の卒業式で卒業生に送った言葉だ。

現高校三年生の方々、未来を恐れる必要はない、今回の中止よりショッキングな出来事はそう起こらない。過去にも執着しない。今回の中止騒動を言い訳にして行動しないということはしてはいけない。今を全力で生きるべきだ。

私の好きなスピーチにキングコング西野さんの同じく近畿大学の卒業式のスピーチがある。「未来は変えられないが過去は変えられる」未来を変えることは非常に難しい。というか変わったことが分からない。ただ、過去は変えられる。過去に起こった失敗やマイナスな出来事はなにかしらの形で成功やプラスの出来事に変えることが出来る。そんな言葉だ。恐らく将来的に今回の中止騒動を糧にのし上がる人が出てくる。そんな人になってほしい。

もう一つ。同じスピーチの中で「時計の針は毎時間一回重なるが一度だけ11時台だけ逃げきってしまう」という言葉がある。たまには自分の理想と現実が重ならないこともある。ただ、12時に重なるときがくる。少々強引な言葉だと思うがこういうのは捉えようだ。いいこともあれば悪いこともある。当たり前だ。今回の騒動でショックも大きいだろう。ただ、それで立ち止まってはいけない。頑張るしかない。

実は今年の三年生の代は将来的にとても強い代になるんじゃないかと考えている。挫折を経験したものは強くなる。私はそう信じている。










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