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マカロニほうれん荘【序説】

マカロニほうれん荘』は1977〜79年に「週刊少年チャンピオン」に連載されていたギャグ漫画。作者は鴨川つばめ。単行本は9巻出ている。詳しい説明はこちらを参照のこと。

僕が『マカロニほうれん荘』に出会ったのは中学3年生の頃。絵の上手な友人がきんどーちゃんの絵を描いていたのを見て知った。

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僕「これ誰? 何のキャラクター?」
友「きんどーちゃんだよ。『マカロニほうれん荘』って漫画に出て来るよ。のっさん(僕のこと)、きっと好きだよ、ロックミュージシャンとか色々出て来るし」
それから少年チャンピオンを読んで、『マカロニほうれん荘』にハマった。これは面白い。連載漫画を毎週楽しみに待つのは天才バカボン以来。どう面白くてどうハマったかは追々書くことにするが、とにかくテンポ感が凄かった。ハチャメチャな内容が物凄いテンポで繰り広げられて、立て続けのシンコペーション、急激なテンポチェンジ、拍頭を見失わせるスリップビート、転調に次ぐ転調、予想だにしなかったエンディングが怒濤のように押し寄せる。僕にとってはプログレやクロスオーバー(死語)のニューアルバムを毎週聴けるのと同じくらいのインパクトがあった。

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インパクトがあったならコピーをする。主要キャラの決め台詞などを実生活で使うタイミングを常に計って生活する。そんなもんだ中学生。でもそれが今でも続いている。頻度が高いのは「あらあらやーねえ」で、物事に対してあまり正面切って怒ったり文句を云ったりしたくない時に重宝する。お酒の席で後輩に説教(最近やらないです)する時も、きんどーちゃんよろしく女性っぽい言葉遣いで諭すと角が立たなくてとても良い。その代わり「先輩って実は〇〇だった」と誤解されることもままあった。仕方のないことだ。でも僕が酔って女性的な言葉遣いになるのは、きんどーちゃんだけでなく、牧伸二さんの影響が大きいとの自己分析もある。大正テレビ寄席から『マカロニほうれん荘』を経て今の僕の「やーねえ」がある。そんなことどうでも良いですか。どうですか。

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東京は五反田のペルー料理店『アルコイリス』のメニューにマカロニほうれん荘(草)を見つけた時の僕の喜びようを想像して欲しい。

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メネストロン。ミネストローネと云うことか。怪獣の名前のようで好きだ。そしてウマウマウー。

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東京銀座のフランス料理店『マルディ・グラ』のメニューに以前あったマカロニほうれん荘(草)。ほうれん草入りマカロニグラタンです。これもとても美味しかった。ウマウマウー。

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これは自作マカロニほうれん荘(草)詳しくはこちらを。『マカロニほうれん荘』はいつも僕のそばにいる。僕と一心同体になっているかも知れない。今後は一巻ずつ取り上げて何か書いてみる。ご存じの方もいらっしゃるかと思うが、栄枯盛衰と云うものを語ることになるとも思う。あまり構えずに臨みます。

末永くがんばりますのでご支援よろしくお願い致します♫