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佐野

2023年の日本プロ野球セントラルリーグは阪神タイガースが優勝、日本シリーズでも優勝して日本一の栄誉を勝ち取った。岡田監督は1985年には選手としてセ・リーグ優勝、そして初の阪神日本一に貢献している。その1985年の阪神に佐野仙好(のりよし)と云う選手がいた。

佐野仙好選手のユニフォーム

6番レフトで右の強打者。目深に帽子を被ってニヒルな印象の選手だった。この佐野選手、1977年4月29日川崎球場での大洋ホエールズ線で外野飛球を捕球した際にコンクリート剥き出しの外野フェンスに激突して昏倒。頭蓋骨陥没骨折の重症を負った。この事故がきっかけとなって全国の球場の外野フェンスにラバーが貼られることとなった。この試合、テレビで観た覚えがある(好プレー珍プレーとかではなく)と思ったら昼間の試合を録画してあったのを夜にTVK(テレビ神奈川)でオンエアしたらしい。それを観たのか。とにかく佐野選手が全く動けなくなって選手やコーチなどが外野に集まり、その後で救急車が外野席に入って来て佐野選手を搬送したその一部始終を観た覚えがあるのだ。そんな重症を負ったのにそのシーズンの7月には戦列に復帰したので、プロ野球選手と云うのは凄いものだと更に驚いた覚えもある。

ニュータッチ佐野らーめん

2023年末のビルボードライブ東京の楽屋に、メンバーの軽食用カップラーメンが色々と置いてあった。佐野らーめんの文字が目に入って、ああ佐野らーめんが残っていたら食べようかなと思って後で見たら、ちゃんと佐野らーめんが残っていた。これは神様がワタシに佐野らーめんを食べなさいとお勧めしてくれたのだと考え、持ち帰って翌日に食べた。

ニュータッチ佐野らーめん

カップラーメンと云うのは、こう云う角度で美味しそうに写真を撮れた例しがない。これはまだ良い方だと思う。まあ仕方がないか。

ニュータッチ佐野らーめんを食らう

ウマウマウー佐野らーめんと云うのを今までに何度か食べたことがある。ちゃんと栃木県佐野市に行ってだ。そのうちの一軒『手打ちラーメン.万里』は西武と巨人と横浜に在籍した小関竜也外野手のご実家である。小関選手はギターも嗜むと云うことで一度対談させてもらったことがある。それとはまた別に佐野に行った際に『万里』(移転前)に寄ってラーメンを戴いたのだった。なので佐野らーめんの特徴は一応知っているつもりだ。このニュータッチ佐野らーめんはなかなか特徴を捉えていてウマイと思った。

スシローの佐野黒から揚げ

スシローのメニューに佐野黒から揚げと云うのを見つけたのでオーダーしてみた。味付けにソースを使ったから揚げであるとのことだ。短期間のうちに僕に佐野関連が集中してアピールしてくる。これも神様のお導きなのであろうか。世の中は不思議なことに満ち満ちている。

スシローの佐野黒から揚げを食らう

ウマウマウー。ソース味がなかなか上手い具合にマッチしている。美味しいと思った。これはまた佐野に行って現地で食べねばならぬかと、勝手に自分で使命感を抱いてしまったりする。でもその使命感のおかげで全国各地で様々な美味しいものに出会うことが出来たのだ。僕の使命感ありがとう。佐野黒から揚げ、いつか本当に食べに行ってみよう。それにしてもスシローと云うのはなかなかに興味深い。それはまた別の機会にも触れることにする。

佐野恵太選手のユニフォーム

横浜DeNAベイスターズに佐野恵太という選手がいる。2016年のドラフト9位指名。その年のドラフト全体87人指名のうちの84番目、セントラルリーグでは最後の指名だった。下位指名ではあったが入団後は主力選手として徐々に台頭、2020年にはチームのキャプテンを務め、規定打席に到達して首位打者(.328)のタイトルを獲得した、一度プライベートな席で元横浜監督のアレックス・ラミレスさんとお話しさせてもらう機会があったが、佐野選手は素晴らしい選手であるとラミレスさんも太鼓判を押していた。2024年シーズンはチームキャプテンの座を牧選手に譲り、バッティングフォーム(今までは超クローズドスタンス)も改造して臨むとのことである。今シーズンの更なる活躍を期待している。

マルちゃん栃木佐野らーめん

更に近所のスーパーマーケットでマルちゃん(東洋水産)の栃木佐野らーめんがあるのを見つけた。これは作って食べてみるしかない。

マルちゃん栃木佐野らーめん

マルちゃん栃木佐野らーめん作ってみた。なるともネギもチャーシューもあったのでトッピングも賑やかになった。メンマだけなかったので割愛。

マルちゃん栃木佐野らーめん

チャーシューは名古屋『めん亭はるもと』製の最上級品である。贅沢至極。なるとやネギ(九条葱)はなるとの木の葉丼を作った時の流用。いや、こっちの方がメインで木の葉丼が流用だったか。どっちだか忘れた。どうでもいいことである。

マルちゃん栃木佐野らーめんを食らう

ウマウマウー。ぴゅるぴゅるとした食感の平打ち麺の食感がとても良い。これもなかなかにウマイ。スープもスッキリとした味わいで美味しいと思った。こうしたご当地グルメ的な製品も様々な研究や努力を重ねてここまでの再現度になっているのだろう。頭の下がる思いがする。そんなことを考えずにウマイウマイと食べていれば良いのだろうが。僕は余計なことを考えるタイプの人間である。

マルちゃん栃木佐野らーめんを食らう

ウマウマウーマルちゃん栃木佐野らーめん、ウマかったです。でもきっと現地で食べればもっともっと美味しいはずである。そうするとやはり佐野に行ってみるしかないのか。そんな風に思っていると近いうちに行く手筈が整うであろう。そうでもないか。そして僕が昔から気になっているのが佐野市にある耳うどんなる食べ物である。どうやら耳の形をしているようだ。興味津々である。いつか佐野に行こう。今回は野球と食べ物の話で混沌としてしまった。僕は今年もこんな混沌の中で生きていくことになろう。ちなみに佐野元春さんのアルバムで一番好きなのは『Visitors』である。1984年か。つい最近のことのように思うが古いな。

末永くがんばりますのでご支援よろしくお願い致します♫