焼きそばの果てしなき旅【その21】
業務スーパーと云うのをご存じだろうか。業務用食品を扱うスーパーマーケットと云うカテゴリーではなく、業務スーパーと云う名前(登録商標)のスーパーマーケットである。兵庫県の神戸物産が日本全国(宮崎市に2021年2月25日に出店し、47都道府県全てに出店達成)にFC展開している。プライベートブランド商品に注力しており、商品の中に焼きそばもある。この焼きそばがなかなか素晴らしいのだ。
まずご紹介するのが業務スーパーの3食入焼そば。製造は山形県山形市の株式会社山口製麺工業。価格は88円(税抜)とソース付き3食入では最安値と思われる。これが安かろう云々ではなくちゃんとウマイ。
粉末ソース付き。パッケージデザインがちょっとスキ。
まずはシンプルに具はキャベツだけで作った。
ウマウマウー。他の100円程度の3食入焼そば(【その17】で紹介)に比べてソースの味わいがしっかりしていてパンチがあるように思う。麺のフィーリングとのマッチングもとても良い。これはちょっと深入りしてみよう。
お馴染みナルトの登場。具としてもトッピングとしても投入。
これは良い。とても良い。ウマウマウー。具をちょっと増やしても粉末ソースは負けない。負けるもんか。これまであれだけマルちゃん焼そばのことを持て囃して書いておきながら移り気も甚だしいと思われようがどうぞ許されたし。
ここで唐突ながらちくわが登場。
ちくわをたっぷりと刻んで入れると云うのは横浜市神奈川区大口ににある『あづま商店』のインスパイア。ソース味でもちくわがしっかり調和していてビックリ。採用してみた。
トッピングは岩下の紅生姜。青海苔もかけて豚肉も投入してオールスター状態。ボリュームも満点でなかなか良い出来と自画自賛。
これはイイです。ウマウマウー。これだけ具材を増やしても粉末ソースの味付けは物足りなくならない。むしろチョウドイイくらい。この麺、スキだな。口当たりも食べ応えもチョウドイイ。とても微妙な差だけれどそこにこそこだわり甲斐もあろうと云うもの。業務スーパーの焼そばブラボー。
そしてもう一つ、業務スーパーの塩焼そば3食入。こちらもソース味に負けず劣らずの実力派。塩味は応用力あり。最後は思いもよらなかったアイディアも試す。
こちらもソースは粉末。パッケージは地味。
まずはお馴染みキャベツのみ。これが一番奥が深い。
ウマウマウー。特に何も工夫せずともウマイ。キャベツをちゃんと炒め焼きすること。麺を電子レンジで炒める前に温めること(約1分くらい)。後はちゃっちゃか作ってちゃっちゃか食べるべし。
そしてまたかと思われようがナルト登場。いつもよりたくさん入れております。いつかナルトの工場見学をするのが夢です。レッツゴー焼津。
それにしても本当に僕はこのピンクと白の取り合わせがスキだ。このこともいつか改めて書く。
やるじゃないか塩焼そば。ウマウマウー。ナルトの旨味も引き出されて焼そばに合うじゃないか。これで充分に満足なのだが、ふと思い付いたアイディアを塩焼そばでやってみた。
トマトと玉子炒め焼そば。この飛躍はなかなかスゴイでしょ。玉子と焼きそばの関係を色々考えていたらこんなアイディアが出た。茹でブロッコリーも参加で彩りがなかなか鮮やかね。
塩焼そばは素で作って、トマトと玉子炒めを別に作って載せただけ。味がトゥーマッチにならないように、トッピングは最低限の塩コショウだけで味付けした。食べる時に混ぜて食べればよろしかろう。
こりゃたまらん。またもや自画自賛。トマトと玉子に塩焼そばのトリオはかなりのウマウマウー。トマトの酸味と、炒めたことによる旨味がとても新鮮。麺と一緒に味わえば更に新鮮な気分になる。シンプルだけど奥深い。そしてまだまだ改良の余地がありそうだ。また何度も何度も作って精度を上げて行くつもりだ。焼きそばに味付けせずにトッピングの方にもっと味付けをしっかりしても良いかも知れない。上手に出来たらまたご報告する。
焼きそばの果てしなき旅はまだまだ続きます。
【索引】焼きそばの果てしなき旅
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