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【住民登録】 ~ Empadronamiento ~

Hola qué tal ?!
今回は住民登録(Empadronamiento)、通称パドロンについて綴っていこうと思います。


Padronとは

Padronとは基本的には日本の住民登録と一緒です。
ワーホリでの入国の場合は、スペイン大使館でパスポートを受け取る際に聞くかもしれませんが原則1ヶ月以内に申請する必要があるようです。
正直、実際のところはそこまで厳しくないようなので適度に焦るくらいが丁度良いと思います。

構造

Padronの構造としては、物件オーナーもしくは管理会社を世帯主(所有者)とする物件に居住することの証明にあたります。

主な使用用途

意外と使いません。
紙1枚で渡されるのですが、詳しい住所が分かるので仕事を始める時や銀行口座を開設するときに便利です。

手続き方法

申請に必要なもの

  • パスポート

  • NIE番号の通知書

基本的にはパスポートのみで大丈夫です。
パスポートのVISAに印字されたNIEは読みにくいので一応持っていくと便利です。
このとき確か電話番号とメールアドレス、日本での住所も聞かれたと思います。

予約

Padronの申請には予約が必須です。
各地域に管轄の役所があるので、そこに電話をして予約します。
僕はバルセロナでPadronを登録したので、その時の話を参考に綴っていきます。
ちなみにバルセロナはこちらで申請できます↓

また、シェアハウスの場合はオーナーと一緒に行くことをお勧めします。
スペイン語での会話ということと、手続きにはオーナーのPadronや書類が必要になってきます。
僕の場合は最低半年間住むことを条件に、予約から手続きまでを全てオーナーがやってくれました。
物件といいオーナーに巡り合うことができると、イージーです。

手続き

予約した時間に役所へ行き、整理券を取って待ちます。
順番が来たら聞かれたことに答えます。
10分後にはもう外にいます。
以上です。オーナーのおかげで簡単でした。

注意点

Padronの拒否

物件オーナーによっては住民登録を行なってくれない人もいます。
これには大きく2つの理由があるようです。

書類を集めて役所に行くのがめんどくさい
これは結構タチが悪いです。
説得しようにも結局やってくれないタイプのオーナーが多いようです。
この場合は個人で書類を揃えて一人で役所に行き、手続きすることになります。

Negro(違法)
Negro、つまり違法で物件を貸し出している場合があります。
国に対して賃貸物件として登録していない物件が存在するようです。この場合はどんなことをしてもPadron登録をすることはできません。
前回の記事のPiso探しでも綴ったように、こういった理由もあるためまずはPadronが可能かどうか聞いておく必要があるのです。

サンセバスチャンでPisoを探している際、僕は2件ほど②のケースを経験しました。
このケースはシーズンの観光地に多いようです。
短期間の滞在者向けに臨時で貸し出すだけ、というような感覚です。
サンセバスチャンは夏の時期サーフィンをするためだけに短期間居住する人が多いため、1〜3ヶ月程度の貸し出しだと手続きするのがめんどくさいと感じる人が多いんですね。
気持ちはわかります。

申請場所

意外と盲点なのですが、小さい町にPadron申請をできる役所がないパターンもあるようです。
事前に場所を調べておくといいかもしれません。

最後に

いかがだったでしょうか。
スペインに来る前はPadronに関する情報が少なすぎて不安でしたが、親切なオーナーに巡り合えたことで思いの外あっさり終わって拍子抜けした記憶があります。
この記事を読んで、スペインで困っている方がいれば、いち早くPadronを申請してくれるオーナーと巡り会えることを願っています。

次回はSeguridad Social Numero(社会保障番号)の取得方法について記述します。お楽しみに。

Adios amigos!

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