Photo by ikaojo 【詩】 嘘あるいは消えない夢 2 小野少吾 2023年5月5日 19:34 真昼の静かな電車に乗ってもう七つめの駅に入る頃さっきの部屋の残像が まだ窓に映り込んで町を隠すきっとその話はほんとうじゃないだってほら縫い目がほつれてる腕をさする手が冷えきってるやさしい顔で笑ってる ガラス細工の人形の 砕けた心に映り込む 空 空 空 低く飛ぶ大型船 ガラス細工の人形の 砕けた心をまだ染める 空 空 空 穏やかに帆を張る大型船 ダウンロード copy #詩 #現代詩 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート