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小さな成功体験を積み重ねよう→語学学習では難しい

「小さな成功体験を積み重ねて、継続して、大きな成功につなげよう!」
と、いろいろな指南書で言われています

しかし、日本で外国語を勉強するのに
この「小さな成功体験を積み重ねよう」
はムリでは・・・?と思うのです

最初の習いたてのときは楽しくて良いんですけど
先に進むにつれて

徐々に難しい単語が出てくる

勉強してもしても単語が覚えられない

覚えられないからモチベーションがあがらない

モチベーションがあがらないから勉強しない

もっと覚えられない

という悪循環に入ってしまうように思います
図にすると下記のイメージです

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小さな成功体験を積み重ねるのは
もちろん大切だと思うのですが
日本で外国語を学ぶ場合、現地とは違うので
その「小さな成功体験」を実感しにくい状況
にあります

・単語が覚えられた
・前よりもスラスラ話せるようになった

くらいがいわゆる「小さな成功体験」
かと思うのですが
これらは指標・基準としてわかりづらく
比較しづらいのではないでしょうか

TOEICのスコアであれば
点数がでるので明確に
「レベルアップした!」とわかりますが
TOEICのスコアアップって
むしろ「大きい成功体験」なので
そこに行きつくまで
コツコツ勉強するのに
なかなかモチベーションを保ちづらい

のではないでしょうか

私の例でいいますと
現在、中国語を勉強していまして

<最初の3か月くらい>
新しいことを初めて楽しい!
すべてが新鮮でワクワク
<5~6か月>
基本単語の学習が終わり
新出単語が難しくなってくる
最初の頃は発音と書きを数回で覚えられていたが
だんだん覚えられなくなり焦ってくる
<6か月目以降>
覚えられない→やる気でない→勉強できない
の負のスパイラルに落ちいる
→イマココ

といった感じです
今、負のスパイラルを脱するべく
色々試行錯誤してきた結果
この2つが一番効果的でないかと考えています

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1. とにかく勉強する!

モチベーションが上がらない中でしんどいのですが
勉強したものがそのまま自分に返ってくるので
しんどくてもとにかくやるしかないです

2. 新しいものを常に取り入れる

これ、結構日本で語学を学習している人が
陥りがちなのですが
学習教材=テキストのみ
になりがちです

私の場合は
メインで使っているテキストがあるのですが
そのテキスト=中国語のすべて
みたいになっていた時期がありました

負のスパイラルにから脱するために
今何をしているかというと

テキスト以外の新しいものを取り入れる

です。私の場合は中国語の先生に
オススメの中国バラエティ番組を紹介してもらって
バラエティをYouTubeで見るようにしています

ドラマもあるのですが
中国のドラマって
1つのドラマで40話~50話続くんですよね…
加えて、ドラマだと感情移入しやすく
見ると疲れてしまうのでバラエティにしています

中国のバラエティ番組は
字幕がほとんど書いてあるので
初級の私でもなんとなく意味は理解できます
最近はこちらを見ました

チームを組んでラップをしてくのですが
说唱=ラップ
というのを初めて知りました

「说」も「唱」も単語は知っていましたが
この組み合わせは知らず
中国語のテキストだけでは
知りえなかっただろうな~

なんて感じながら見つつ
テキストに戻ってレッスンの復習をすると
わりと楽しかったりします

私の中国人の友達で
日本在住・日本語初級の人がいるのですが
モチベーションを保つために
普段していることを聞いてみたら

「語学を学ぶためのテキストは『教材』としては最高だが退屈。
ドラマや映画はよけいに難しく感じる。
そんなときは、本屋に行って言葉はわからないけど本を眺めながら過ごす。『こんな面白そうな世界が待っているのね、ふんふん』
と思うとやる気になる。
日本語は別に逃げないから焦らずにいこう」

とのことですごく参考になりました

あとは中国人の友達に
他に中国人のみんなで構成されている
WeChatグループに招待してもらいました
正直何言っているかあまりわからないですし(苦笑)
翻訳機能を使って内容見ています

それでも
「ネイティブの人達の会話はこんなカンジか。ふむふむ」
と感じるだけでも気持ち的には変わります。
グループチャットで「木曜日」という表現で
「周四」と使っていました
テキストだと「星期」しか出ないので勉強になりました

留学や仕事で現地に行っている場合は
毎日が新しいことの連続なので
大変ながら飽きないと思います

日本にいる場合は
レッスンのみになりがちなので
行き詰っているなぁと感じたら
ぜひ、上の2つを試してみてください!

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