飲み会と「パコパコ姫」とホモソーシャル　孤独よきものスイミーのごとく

８月某日

佐々木ののかちゃんと占い師のシュガーさんと桃山商事の清田さんとニット作家の横山さんと、新宿の池林坊で飲む。「この人はどうしてこの店で働くに至ったのだろう？」と背景を想像してしまうような店員さんばかり。カツオのホルモン揚げが250円で「嘘でしょ？どれだけ普段要らん部位なの」とびっくりしてしまった。

途中で、シュガーさんと清田さんが中学時代に経験したホモソーシャルの話に。2人とも中高時代男子校でサッカー部だったそうだが、男子校におけるサッカー部でのホモソーシャルの圧力と言うのは凄まじいものだったと言う。

「うちの中学さ、サッカー部はレギュラーしか部室で着替えちゃいけないってルールがあって、しかも部室内でメンバーが座る椅子まで決まってるようなすげーバリバリのピラミッド型集団だったんだよ。オスっぽい振る舞いしか許されないような感じでさ。

で、俺は昔から本読むのとか好きだったんだけど、あいつらからしたら、なんで部室で本なんか読んでんのみたいな感じなるわけだよ。すげー居心地悪くて、けど、唯一キャプテンが”隠れ本好き”でさ、帰り道に「リング／らせん」の話で盛り上がったり出来るような奴だったからさ、それが唯一の救いだったわけ。

けど、ある日部活内で ”みんなでお金出し合ってAV買おうぜ” みたいになった時、俺は当然そんなの嫌だから「嫌」って言ったんだよ、そしたらさ、