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おのけんvsカメムシ

秋田出身のおのけんです!
その秋田の実家に、秋に猛威を振るう強敵がいるのです...

そう、カメムシです!!

上の画像は自室の窓(南向き)の写真ですが、
よく見ると無数の黒点が...

これ、全部カメムシです!

写真には写りませんが、窓のサッシなどにはまだまだたくさん...

基本的に暖かい方に移動するので、
日中は南向きの窓際に。夜は人のいる部屋に出没します!
夜は寒いので、ストーブをつけた日には、

俺の出番かと勘違いしたカメムシたちがブンブン飛びまわります。
仕方ないとは思いますよ?(嬉しくはないけど)
ただ、ブンブン飛び回ってその勢いでいろんなところにぶつかるんですね。
すると、

フワフワと舞い散るホコリ。

食事中なんて悲惨です...
頑張って退治して、さあ寝ようか、なんて布団に戻ると...

日中、日光で暖かくなっていた布団に忍び込んでいた不届き者がいます。

気づかずに飛び込んだ日には、臭いからなにから絶望感を身に纏います!笑
なんだろう、もうすごいですよね。


そんなカメムシの個別対応ですが、
我が家ではよく「ガムテープ」を使います。
あくまでも接近武器で戦い、殺さぬように捕獲をします!

画像1

一匹目!

画像2

どりゃーーー!三匹!!!

なんて感じで捕まえて行きます。
母数がえげつないので、とりあえずは身の回りで、自分の活動に支障がでるカメムシだけねらいます。

こうすると、カメムシ汁を撒き散らすことなくおさらば!
ただ、失敗すると自分にものすごい被害が出るので失敗は許されない過酷な戦いです



さて、失敗したときの話をしましょう(唐突)

このカメムシの臭い、ハンドソープ程度ではなかなか落ちないんですよ。
なぜかというと、この臭い成分の化学的な性質によります!

細かい理論を置いておいて、とりあえず答えからいうと

一旦油を擦り付けてから、臭いを落とせなかった石鹸で落とす!

「界面活性剤入り」の石鹸で落とす!

衣類は天日干しかドライヤーの温風!

これです!笑

ーーー以下ざっくり解説ーーー
カメムシの臭いの主成分は「トランス-2-ヘキセナール」という物質です。
この物質の構造は以下を参考。
トランス-2-へキセナール

直鎖の有機物で、端的に言うと、「油」になります。
油は水に溶けない、「疎水性(そすいせい)」と呼ばれる性質を持つので、

水でゴシゴシ洗ってもおちないのです!

ただ、油同士は溶けること(混ざり合う)ができるので、サラダ油に一旦溶かして、まとめて石鹸で処理!という流れがスムーズに落とせます!


最強手段は「界面活性剤入り」の洗剤!
食器用洗剤はこれが入っているものが多いです。
ただ、手荒れの原因になる物質ですので、肌の弱い方にはおすすめできません...

この界面活性剤の何がすごいかと言うと、
親水性(しんすいせい)という水に溶けやすい性質と
親油性(しんゆせい)という油に溶けやすい性質を併せ持つハイブリット!

このため、水と一緒に洗い流せるし、
頑なな油をと一緒になることもできるというすごいやつ!

もし、カメムシの臭いが落とせないよ〜って人は是非やってみてください!


ちなみに、服に匂いがついた場合に、こうした洗剤は衣類を傷めることになるので、注意してください。
その場合は、天日干しやドライヤーで対応してみてください。
この物質は「揮発性(きはつせい)」といって勝手に蒸発してくれる物質ですので(ただし、時間がかかります)、暖かくしてあげればいずれはどこかに飛んでいってくれます笑

もし、カメムシと対決するときは、負けることも考えて、対策をしっかりと!

もう直ぐ冬になってカメムシは減りますが、冬に突然復活する厄介なやつもいるので、まだまだ戦いは続きますね。。。

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