「個」や「自由」の輪郭
しかし、世代間で建築や社会の感じ方やスタンスに違いがあるものの、全体としてはぼんやりとした方向があるように感じた。
それは例えば「個」や「自由」という言葉に含まれるイメージのようなものである。
「個」や「自由」。簡単そうで捕まえにくい。(もう捕まえようとしたり憧れたりするような歳ではないけれども。)
それは確固としたものというよりは、輪郭のようなものだろう。
輪郭をどう描いていくか。
若い頃は描くイメージが持てた輪郭も、一箇所にとどまっているとぼやっとしたものになってしまうな。
違う描き方をするのか、若いものに委ねるのか。いやいや、子どもたちのためにもどんなかたちでも輪郭を残さないといけないな。
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