回転数が奥行きにつながる

オーソドックスな方法でも、練りに練ることで、これほど奥行きがあって楽しい発見に溢れるものを作れるのだ。

設計にかけた時間、案を練った回転数がそのまま建築の奥行きにつながる、というのがこれまでに得られた確信の一つ。

漫才も多分そうだし、自分たちが普段話す一言一言も多分そう。

なんでか分からないけど、長男は本を読むのがめっちゃ早い。
嫁さんはどうせちゃんと読んでないんだろう、と疑っている。(いつもあんまり早いので僕も若干は疑ってたりするけど、読んだふりをする必要はどこにもないので一通り読んでるんだろうな、とは思っている。)

昨夜、長男が本をたくさん読んだという話に、熟読しないとだめ、とダメ出しをして、そのダメ出しに対して僕がダメ出しをする、という最近の夫婦喧嘩の鉄板パターンになった。が、「熟読しなくてもいいから、毎回、読み終わったら一言、何でもいいから自分の言葉にしてみるといいよ。お母さんが言いたいのはたぶんそういうことだよ。」的な言い方を発見して何とか事なきを得た。

時には熟読もいいけど、読書もやっぱり回転数なんじゃないだろうか。
読んで、自分の頭で考える、というサイクルの回転数。

もともと読むのは遅い方だけど、ブログでそれなりの記事を書こうと思うとより遅くなって回転数は下がる。
その本に対してちゃんと書こうと思うから遅くなるので、このnoteみたいに、本の内容とはずれた適当なことを適当な分量書けばオッケー、としてしまえば回転数が上がって奥行きにつながるんじゃないだろうか。

でもやっぱり、読書の回転数はなかなか上がらない。



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