![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91573507/rectangle_large_type_2_cfcab62308c5ef86b9bc470f5c25a217.jpeg?width=1200)
[rhino+grasshopper]Ladybugによる日射量解析
まずはLadybugによる日射量解析。
試している環境は下記。
rhino+grasshopper : ver 7
Ladybug : ver 1.5.0
GHとVWのサンプルファイルを置いておきます。
日射量解析に関しては以下のサイトを参考にしました。
使い方
それでは使い方です。
Vectorworksでのモデリング
まずはモデリング。
Vectorworks(他のCADでも)で下記の名前でクラス(他のCADならレイヤ等)を作成し、モデリングを行います。
ir-bildingA・・・日射量を測定しヒートマップを表示する図形です。建物外皮等になるかと思いますが、外皮を遮蔽物として室内の床を設定する、等も可能かと。B~Hの比較用の建物を別クラスで作成しておけば、GH側で切り替えてそれぞれの建物に対して解析が可能です。
※面属性はカラーにしてください
ir-shieldA・・・上記オブジェクトに対して日射を遮る庇などの図形です。B~Hの比較用の遮蔽物を別クラスで作成しておけば、上記の建物とセットにして比較したり、同じ建物で庇の長さを変えたりして比較できます。
※面属性はカラーにしてください
ir-surrounding・・・日射を遮る周囲の建物等の図形です。上記ir-shieldのクラスに周囲建物を作成しても結果は同じですが、こちらはGH側で切り替えができないです。固定物はsurroundingクラス、比較切り替え用はshieldクラスで作成という使い分けで良いかと。
※面属性はカラーにしてください
ir-north・・・北の方位を示すベクトルです。直線で作図してください。
上記の内容でモデリングしたらDXFで書き出しておきます。
Rhinoで読み込み
先程のDXFデータをRhinoで読み込みます。(新規作成ファイルでOK)
まずはbutterflyの単位はメートルなので、Rhino側の単位をメートルにしておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1668913338348-RsiSq60wTd.png?width=1200)
次に、インポートで先程のDXFを読み込みますが、モデルをミリメートル単位で作成の場合はモデル単位をミリメートル、レイアウト単位をメートルとします。
![](https://assets.st-note.com/img/1668913337888-6G58YVgDxy.png)
方位情報はモデル内のベクトルを読み込みますので、風解析時のようにモデルの回転は不要です。
EPWファイルに関してはこちらを参考にダウンロードして下さい。
grasshopperで実行
スッチ類の部分で解析期間や建物等を選択し、スイッチをTrueにすると計算が始まります。
建物やシェードはデータを作成していればここで切り替えが可能です。
![](https://assets.st-note.com/img/1668918295561-bz8Xe0yNwO.png?width=1200)
解析期間は上から年間、春夏秋冬、冬至と夏至の12時と設定していますが変更しても構いません。任意日時の項目を追加しても良いかと思います。
いくつかの配置パターンで夏季と冬季の日射量を解析し比較する、というような使い方をしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1668918306821-EhhFhyFDtz.png)
積算日射量は別にテキストを表示させていますので、書き込み位置はpointのSet one Pointで指定してください。
![](https://assets.st-note.com/img/1668918329969-RtM45j6qmz.png?width=1200)
日射量もメッシュ上にテキストで表示させられます。
表示したいときはText Tag 3Dのプレビューをオンにしてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1668918346793-Rj2ppEZVZ7.png?width=1200)
以上。
慌ててつくったので間違い等気づきましたらご指摘ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?