2024年4月21日(日)

昨日、友人とマイクについて話していた。

以前彼のバンドでノイマンTLM102とかU87Aiを試しに使っていただいて、それでラップの収録を行った。

どちらのマイクでもイイ感じに声を収められてミックスもやりやすかったんだけど、最終的なマスタリングの音源を聴いて「どちらがどのマイク使ったか覚えてないし分からない」ってなった。

流石に僕は現場を記憶しているのでわかるのだけど、正直僕も最終的な音源を聴いただけでマイクの違いが分かる気がしない。10万円と50万円のマイクだからわかりそうなものだけど、実際に僕の耳では素材と収録の前提を全て等しくしないと少しも判別ができないだろう。自分がこのレベルだってことは素直に認める。

というか、ミックスでEQかけてコンプかけてディエッサーかけて、マスターバスでも加工した音じゃSM58で録音した声で「やっぱノイマンのU67(100万)はいいよね」と言われてもそうだねとか言っちゃいそうだ。一流プロエンジニアの皆さんごめんなさい。

というか、ミュージシャンで音源のミックスを聴いた前提でマイクの違いをえらく語る人たまに見かけるけど、そんなにみんな耳が良いの?僕が良くないの?僕なんか良い音聴いてもマイクが良いのかプリアンプが良いのか両方が良いのかすら区別つかないぜ。まあ機材の経験知識が圧倒的に足りてないのはわかっている。

そんな中、「実は俺もよく分からない」と正直に言ってくれるミュージシャンの友人はとても大事だと思った。

マイク判別の格付けランキングがあったらぜひ見てみたい。素材は声オンリーじゃなくてミックスマスタリングされた音源でね。

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