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裏稼業

だいぶこのnoteも長くなってきた。
どこまで続くかなぁなんて思いながら。
どこかでふと終わるのかもしれないなんて思いながらも。

このnoteの前にも色々とやってきたわけだけれど。
その中で僕自身に暗黙のルールみたいなものを課している。
なんとなくわかるだろうけれどプライベートなことはあまり書かないようにしている。
場所が特定できる近所の話や、最近の親戚の話、それに普段の生活の話。
なんとなくさ、そういうのが見えちゃうとファンタジーがなくなるからさ。

今はパーソナルな部分もセットで自分を売る人の多い時代だ。
普段の生活はミステリアス!なんてことはあまりないように思う。
意外にトーク番組でなんでもかんでも話す。
よく耳にするのが売れない時代にどんなバイトをしていたかという話。
あれはつまり視聴者が好きなのかね。なんだろね。
安心するのかな?テレビの中の人がバイトしてたって聞くとさ。
その辺はよくわからないんだけれどここまで多くの人が話すし、聞くのだから、やっぱり需要があるのだろう。

当たり前ですけれども。生活があります。
芝居だなんだってやってればバイトでも何でもやります。
でもやっぱアルバイトのこととかは書かないようにしている。
そんなの面白いと思えないしさ。
あ、バイトなんかしないでも芝居やってる人もいますよ、少ないけど。
芝居やってる奴らは貧しいとかは世間の願望なだけで、生活的に豊かな人も時々存在しています。僕は違うけど。
ときどき、まぁ、普段は何をやって生活してるんですか?なんてお客様に聞かれることがあります。
なんとなく答えるけれど、あんまり答えたくないというか。
そこはまぁ、謎でいいじゃんかって思っています。

でもね、でもね。
そうやってあまり多くは話さないんだけれど。
今までそうやってバイト先で知り合った皆様にはね。
いっぱい感謝があるのです。
もう何十年も前に一緒に働いた人が映画に来てくれたりさ。
そういう人たちが一人二人じゃないのです。
たくさんいるのです。

でね、そんな皆様って気を使ってくれているのか。
職場が一緒の〇〇さん!みたいなコメントとかはあまり書かないのです。
感想だけを書いてくださったり、あえて触れなかったり。
別に書いてもいいんですよ、書かないでなんてお願いもしていないし。
こことそこを区別してくださっている。自然に。

僕なんかはあえてプライベートなことはあまり書かないわけで。
でも感謝しています、ほんとうに。
そういうスタンスであることまで理解してくださっていることも。
色々と迷惑もかけているよなぁって思うしさ。

僕の知る限りですけれど。
芝居をやってる連中は仕事先で優秀な人が多いです。
なんなら責任者の人とかもいます。
だからあまりそんなこと書いても面白くない。
だってさ、バイトで罵られたりして、厭な思いして、それでも夢を目指してみたいなさ、そういうイメージとは全然違うからさ。
想像以上に普通だからさ。普通ってなんだかわからないけど。
まぁ僕は普通じゃないですよ。たいていは秘密刑事やスパイに追われています。

ずっとBLOGとかこのnoteとか書いているとネタ切れになるんだけれど。
それでも面白くないし、ファンタジーがないのでプライベートは書かないようにしてきたわけでございます。えへへ。
たぶん、これからも書かないと思いますです。
でもさ、支えてもらってるよなぁってのはどこかで書きたいなと思ってたのです。
親戚とかもね。支えてくれてさ。
あ、ぜんぜん見に来たこともない親戚もいるけど。
そういう親戚に限って、まぁやめとこう。

一度、このnoteも止めることんかも考えてはいるものの。
なんとなくタイミングを計っていたりします。
毎日じゃなくてもいっかぁとか。
でもなんかまだちゃんと感謝を届けられていないような、なんだかあるんだよなぁ。
引っかかっているものがあるんだよなぁ。


映画『演者』
企画 監督 脚本 小野寺隆一
音楽 吉田トオル
題字 豊田利晃

「嘘ばかりの世界」だ
  「ほんとう」はどこにある

【次回上映館】
未定

出演
藤井菜魚子 河原幸子 広田あきほ
中野圭 織田稚成 金子透
安藤聖 樋口真衣
大多和麦 西本早輝 小野寺隆一

撮影 橋本篤志 照明 鈴木馨悟
録音 高島良太 絵画 宮大也
スチール 砂田耕希
制作応援 素材提供 佐久間孝
製作・宣伝・配給 うずめき

【あらすじ】
昭和20年春、終戦直前のとある村。嶋田家に嫁いだ3人の女たち。
血の繋がらない義理の三姉妹は男たちが戦時不在の家を守り続けている。

家長であるはずの長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。

やがて魔物が再び女たちの前に現れる。
世界は反転して、演技は見抜かれる。

◆終映◆
・2023年11月18日(土)~24日(金)
ユーロスペース(東京・渋谷)

◆終映(特別限定先行上映)◆
・2023年4月15日(土)16日(日)※限定2日間
シアターセブン(大阪・十三)
・2023年4月15日(土)18日(火)21日(金)※限定3日間
名古屋シネマテーク(愛知・名古屋今池)
・2023年3月25日(土)~31日(金) ※限定1週間
K'sシネマ (東京・新宿)

投げ銭は全て「演者」映画化計画に使用させていただきます。