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福井スコーレ3周年

福井スコーレは6月で3周年です。

子どもたちとスタッフから寄せ書きをもらいました。「こんな風に感じてくれてたんだなあ」と感慨深いです。

子どもたちからのメッセージ

「スコーレに来る前はいつも一人で少し寂しかったです。でもスコーレに来てから皆で喋ったり、ゲームをしたりできてとても楽しいです。これからもよろしくお願いします」

「スコーレに行くようになってから普段関われないような方達と関わることができ毎週、毎週初めてやることばかりで楽しいです。これからも誰かの笑顔や元気のきっかけになるようなスコーレでいて欲しいです。スコーレに出会えてよかったです」

「僕はスコーレでボードゲームをしたり話したりし性格が明るくなったりし助けられました。また、いつも新しい事に挑戦するきっかけをもらったりもしました。これからもお体に気をつけて一緒にスコーレをより良いものにしていきましょう」

子どもたちがスコーレを好きでいてくれることが伝わってきて、心に響きます。そして私もスコーレの子どもたちが好きなのです。そういうのって循環しますよね。

こんな風に言うと情緒的に聞こえるかもしれません。しかしお互いに信頼関係があることは、場において大切な土壌です。

思えば、私が不登校の時は、

不適応になる
→周りから否定的に扱われる
→さらに辛くなり不適応になる
→さらに周りから否定的に扱われる

という絶望的な循環の中にいました。その回転を止める人はいませんでした。

私は、まずは関係性において、良い循環を生み出したいのです。そして良い循環の中で、お互いに率直に語り合い、力を合わせていく関係を作りたいです。

「適応」というのは、大切な視点だと思います。一方、私自身は、適応できない自分に強い痛みを感じ続けてきました。

だから、私はむしろ適応という言葉の背後で痛みを感じている人の声を聞きたい。適応という言葉の背後にある道を一緒に探したい。適応という言葉の背後で自明視されている社会のあり方を見つめ直したい。

そういう役割の人がいてもいいんじゃないかなと思っています。

3年目は、スコーレの内側の活動に注力していて、あまり発信をしてきませんでした。4年目は少しずつ、皆さんと話をしていきたいです。

スコーレを支えてくれている方、興味を持ってくれている方、言葉を交わしてきた方、皆さんに感謝しています。皆さんのお陰で、スコーレは続けてこれたのだから。

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