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こんにちは。青森市の膝・腰・肩痛専門パーソナルトレーナー小野寺幸太郎です。

本日は膝痛を抱える方が日常で気を付けたい動作をお伝えします。

結論から言うと「膝を使い過ぎないこと」ですね!シンプル過ぎてすいません…

理由をお話しすると、各関節というのはそれぞれ得意とする役割があります。それは「安定させるのが得意な関節」と「可動させるのが得意な関節」の二種類です。

例えば肩関節や股関節は球関節ですから大きな可動域で様々な動きをするのが得意です。一方で肩甲骨や腰部というのは「動かす」というよりは「必要以上に動かないように固定させる」ための役割です。

固定された関節と、可動する関節が上手く役割分担をしてはじめて、力が効率よく伝わると同時に、外部からの物理的な負担を軽減できるんですね!

そういう意味で言うと、膝関節というのは実は「安定化」の為の関節です。専門用語、スポーツ用語ではスタビリティ関節と言います。(可動に適した関節はモビリティ関節です)

日常生活でも曲げたり伸ばしたりを頻繁に繰り返すことから意外に思われるかもしれませんね!

冒頭に「膝を使い過ぎないこと」と言いましたが、じゃあどうすればいいのかというと「股関節を使うこと」です。

膝関節は安定が役割のスタビリティ関節ですが、その一つ上の股関節は可動を得意とするモビリティ関節です。

ですが多くの方が股関節をあまり使わずに、膝関節を使い過ぎているように思います。

具体的な動作を言うと、正座をしている方はイスにしてみたりしましょう。因みに正座が悪いというわけではなく、既に膝痛がある方は良くなるまでは避けたほうがいいのでは?ということです。イスに腰掛ける時はお尻を後ろに引いてゆっくり座るようにしたり、ですね。基本的に膝がつまさきより前に出ないようにすると負担は減ってくると思います。

その場に何気なくしゃがんだ時に踵が床から離れて、膝が前に出るようだと普段から膝を動かしすぎている傾向があるかもしれません。

それぞれの関節の役割を認識するだけでも日常動作は変わってくる可能性がありますので、良ければ日常動作を楽にするためにも「膝は安定化で股関節は動かすんだなぁ」となんとな~く覚えてください!

最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた。

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