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思い立って長野県・松本市へ。『映画監督 山崎貴の世界』を見てきた。

高速バスで降りるバス停を間違えて40分も余計に歩いてしまった。銭湯「菊の湯」帰りはひとっ風呂浴びて帰ろうぞ、と意気込むも、定休日。えっと驚いて、お向かいにある古本&カフェ「栞日」もしっかと休み。うっわー、と、ひとりになると己のポンコツっぷりが際立つ。松本、気温は25度くらいかぬるっとした曇り空なのがまだ幸いとはいえ「なんというかこう、ぱきっとしないなあ」とひとりごちる。ひとり旅はじぶんの機嫌の取り方が難しい。ごはんと飲み物を欠かしたらいけない。

何本かの川を渡って。たったかたったか松本市美術館へ。

美術館、中の階段に2m以上のゴジラ。ゴジラ……なんだっけ?と横目に企画展へ。

入ってすぐに映画「ジュブナイル」に登場するロボット・テトラが出迎えてくれる。「ユースケに、マタ、アッタ」とテトラのセリフが脳内にこだまする。もう小学生じゃない私のこともずっと前から知ってくれていそうな気がして、ちょっと涙目。

かわいいテトラ。まんまる。金属味。大きな目が今にもまばたきしそう。ワイヤー制御で動いていたそう。あとはCG。写真撮影は基本OKとのことで、やんややんや撮り続ける。山崎監督作品ではたぶんジュブナイルが一番回数見てるから、劇中に登場する小道具もなんか全部あるじゃーんって心の中で万歳しちゃう。

時空転移装置やプールの水をすべて飲み込んだ「プールスナッチャー」も残ってた。やっぱりBTTFにも由来する逆三角形デザインにSF味っていうのが大切よねって感覚の再認識。

ミーハーなので昼は特製カレーを注文して、ミュージアムショップでは、ポストカードや、限定グッズと銘打たれたお菓子も買う。おまんじゅうは、パッケージデザインも山崎貴監督だった。お菓子はお菓子でそれはちゃんとおいしかったんですが、パッケージデザインする映画監督はじめてみたな、と。

絵コンテの数々も写真におさめていく。素晴らしかったのが大画面でみる、山崎貴監督WORKSの映像。過去作品いずれも、一口ではいえない壮大なストーリーなんだけどもぜんぜんこれって世界ジャン、って。CGのあり方というか、映画の可能性もっと勉強すべきだわ、と気づく。
そもそも論、脚本もそうなんだけど「書ける」って思いこまないと「書けない」のあるなあ、っていう思考の探求も。

プロデューサーからのコメントメッセージでは、3作目が『3丁目の夕陽』で、東京タワーを再現するストーリーに、当初は難色を示したそうだが(子どもたち主役の話が合ったそう)、そこはジェームズキャメロン監督の『タイタニック』に重ねて説得したと記載があった。

帰りに再びのゴジラ。西武ゆうえんちのアトラクション演出を手掛けているとのことで、ゴジラデザインも山崎貴監督!

https://www.seibu-leisure.co.jp/amusementpark/attraction/godzilla.html

撮影体験もほんとうはできたんだけど、30分前まで予約だったので、残念ながらできず。背景映像は本物さながらで、零戦音も流れて上から照明もあたってるので(すごい)、カメラワークとかこだわったらまじで闘える……とは思えた。おんな零戦乗り、できたらやってたなあ。ひとり客はスタッフさんが撮影してくれるらしいです。

あとは松本城。帰りにどことは書かぬ古本カフェ。

帰宅。

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