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わたしと古本と生活の記録

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#エッセイ

書くことが好きになりますように【東京文フリ35①】

シンプルな願い。 仕事は好きなんだけど、なんで書くの苦手ナンダロウと心底思う。苦手なわりによくやるぜーっていう実感。ただ、このまま苦手なママではいるのも飽きてきて。もっと書くことに熱量をあげていきたいと目標。 今までも他の事に気をとられちゃうんだけど。 がんばろう。引き続き。 東京・文学フリマ35が来月末か。今のところ、寄稿する分で3冊刊行予定で進んでて。 1冊目:別冊サテツマガジン『サウンドトラック』 1冊目はすでに手配済み。別冊サテツマガジン『サウンドトラック』

結婚記念日を忘れないための方法

父の誕生日と入籍日を1日ずらしたのは、わざとだった。 父の誕生日は6月20日で忘れることはないだろうし「父の日」と一緒だが、いざ父が亡くなったときに記念日と合わせて寂しい思いをするのはやめておこうと見越したためだ。 その結果、入籍の翌年から結婚記念日が6月20日なのか、21日なのか、分からなくなってしまった。というのも「父の日」が19日なったりもするからで。そもそも父の誕生日もふんわりこのへんっていう覚え方もあったせいか……。夫と「今日じゃない?」「あしたじゃない?」って

映画『犬王』を見る

映画『犬王』を観に行く。平日の昼間、TOHO系列は7割程度埋まっていたので、慣れたシネ・リーブルを選ぶも選択肢が少ない。20代~の若い女性が目立つ。 なるほど、これは様々な「推し」の存在を彷彿とさせる。「推し」とは何かについての最大公約数をみるような映画で、熱狂する人々と熱狂させる人々と、設定を平家滅亡後の世にうつすことでちょうどよい距離感をもたらす。今、どこか別の時代に転生しても好きに生きてもいいよな、とか、時代が移ろってもそんなに動揺しなくてもいいな、とか。ストーリーは

火に包まれても燃えない本のこと

最近、縁があってコントの台本を書いてみたけど、むずっ!て声がもれた。書きあがると実にあっさりしてて。お笑いではない別の芸能スキルを持つ方にあわせたものだがら、トンデモ設定に新奇性はある。が……あとは神のみぞしる。コメディ作ってる人の脳みそどうなってるんだろう。 世界でもトンデモなものを作った人がいる。 The Unburnable Book=燃えない本燃えない本とはどういうことだろうか。 作者のマーガレット・アトウッドさん自身がそれを検証するために火炎放射器から火を放つ

「VIOLET」#おすすめミュージカル

2022年6月13日(月)日本時間9時、第75回トニー賞の受賞式がWOWOWで生中継された。 注目の「リーマントリロジー」では出演した3名全員が主演としてノミネートされる異例の事態となった(3名で3時間やる舞台なのだ)。名優サイモン・ラッセル・ビールひとりの受賞が決まり、『リーマントリロジー』役者全員が同時受賞……なんて前代未聞なことはなかったわけだが、毎年何が起きるか分からないトニー賞からは目が離せない。 7年ぶりブロードウェイ凱旋のヒュー・ジャックマンの『ミュージック

普段と違う場所

新作の短編小説「離婚記念日」が公開されました。普段の小説とは違うテイストで、友情と結婚をテーマにかきました。 よき~!と言われたので、自信作です。よかったら読んでください。「片付けられない殺し屋」もnoteでおすすめがついて嬉しいです。ありがとうございます。 初のひとりで初のTwitterスペースしてみました。スケジュール整頓しながら聞いてくれる人が多数。手元がちょっとおろそかにはなるけど、考えてて整理がつくこともある。 配信でもすこし話したのですが、いまさらゲーミング