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複業人こそ「カラダ」に向き合え!

こんにちは、オノダです。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

複業をはじめてかれこれ4年ほどになりました。
本業の隙間を縫うようにやっている零細ライターでして、華やかな実績はありません。それでもこれまで継続してご依頼いただいている企業さまには感謝しかありません。

そんな私ですが、一時期、ひどい頭痛がありました。

一応医療者の端くれなので、知る限りの改善策を試みましたが、一向に良くならない。。

ついには本業にまで影響を及ぼしてしまう事態になりました。

今回は、そんな複業ワーカーの盲点でもある「カラダメンテナンス」について。


華々しい複業生活♪

看護師としてフルタイムで働きつつ複業ライターを始めた当初。
なかなか案件が取れない時代を過ごして、クラウドソーシングの提案が通るようになったころは「とにかく沢山の案件を得るのだ!」と考えていました。
活動していれば実績も積み重なり、それが信頼となって頂けるお仕事も増えて行き、忙しいながらも嬉しい「複業ライフ」でした。

そもそも医療業界しか知らなかったアラフォーにとって、WEBライター界隈での常識の一つ一つが「新たな、キラキラした世界」
知らないことを知るという当たり前の楽しさに、何十年か振りにワクワクしていました。

頂けるお仕事が増えつづけ、進捗表を眺めることすら嬉しい毎日でしたし、時間がない中で納品を続ける自分に達成感(自己満足とも言う…)を感じていました。

とにかく楽しかったし、看護師として働く同僚と過ごす時間でも「自分は看護師もライティングもやってる。すごい!」と感じ、優越感に浸っていたこともありました。

忍び寄る疲労の影

当然ですが、ライティング案件が増えるにつれて執筆時間も必要になります。
外注するほどでもなく、自分でなんとか出来そうな量。
今の自分ならば、間違いなく外注ライターさんに頼るのですが、当時は「自分で書く」という選択をしていました。

そして。
これも当然ですが、本業+複業+主婦+母を行っていると「時間が足りない」問題が生じます。
病院から帰宅して最低限の家事から開放されるのが22時。
(当時は「開放される」という感覚で主婦業をしていたんです‥)
そこから執筆に取り掛かると眠くて集中できない。
なので朝2時〜7時をライティングに当て、朝食&弁当を作ってから8時に病院に出勤する毎日。
病院では基本的にずっと立ち仕事で動き回り、昼休みが無いことも多く、業務の隙間でライティングに関わることはほぼ不可能な職場でした(医療界隈はブラック職場多し)。

つまり、睡眠時間4時間程でまあまあ体力を使う看護師も行っていたんですね。

すると。

ある時から首に違和感を感じるようになり、それが頭部に広がって頭痛を感じるようになりました。

とはいえ、もともと脱水状態になると(本業ではトイレに行く時間がないので水を飲まない)すぐに頭痛を感じていたので、いつものように鎮痛薬を飲み続けてごまかしながら過ごしていました。

が。

改善しない、むしろ悪化していく。

ある日、勤務中の夕方に動けなくってしまいました。

当日のバイタルサインを覚えているんですが
「血圧176/102、脈116」
頭痛のために血圧が高いのだろうと思いましたが、普段とは違うひどい頭痛に
「もしかして血圧がたかいから頭が痛いのか?」
「いや、何か別の原因(疾患)があるのか?」
など、考えうる可能性に若干怯えながら休憩所のリクライニングソファーで動けなくなっていました。
あまりの辛さに、その日はタクシーで帰宅したほどです。

※バイタルサインとは?
呼吸、体温、脈拍、血圧など、身体的な状態を示す指標。
生命兆候ともいいます。

緊急受診へ

翌日。
幸いにも病院の休日だったために、急いで受診に行きました。
受診したのは「脳神経科」
頭痛を主訴に受診をすると。
「40代、普段は健康、ひどい頭痛」ということで、急遽「頭部MRI検査」をすることになりました。

MRI検査とは、磁気を使って頭の中の細かな血管などを見ることができる画像検査で、予約で行うことが多いです。
(すごく繊細な部分まで見ることができるCT、みたいな感じ)

それを当日に検査するということは…?

一気に不安が高まり、検査を待つ間が数時間にも思えるほど。
こんな状況でしたが、不安を抱えながら検査を待つ患者さんの気持ちを体験して「明日からはもっと寄り添った対応をしよう」と誓ったのは職業病ですね。

でも、そのくらい辛く不安な時間だったんです。

そして。

数時間(と思うくらい)の待ち時間を経て(実際は20分くらい‥汗)人生で初めて「患者として」MRI室に入りました。

結果は…

検査を終えて午後一番の診療時刻に医師からの説明がありました。

ただ、この時点で
「すぐに呼ばれなかったのだから大したことは無いのかも」
と薄々感じてはいましたよ。

実際、検査で重篤な疾患が見つかった場合、
検査科から医師にすぐに連絡してできるだけ早く対応してくれます。
脳神経科の病気の場合は特に。

でも、私の場合はしっかり診療開始時刻まで待たされたわけです。

ということは「心配していた疾患ではなかった」ということかな、と。

さらに言うと。
脳神経科的に心配ない=循環不全や眼精疲労からくる頭痛かな、とも。
(つまり、肩コリ、首コリ、目の疲れ、というたぐいかな、と)

実際、診察で言われました。

「ストレッチとかちゃんと休むとか。自分でメンテナンスしないとね…」

医師は私を看護師だと知っています。

自分で自分のケアが出来ないのに、患者さんに「生活指導」をしていたわけです。恥ずかしいやら、情けないやら。

自分のカラダを過信していたんです。
大した努力もしていないのに、20代の頃から変化していることを直視していなかった。

頭痛で寝込んだ日は
・ライティングできない
・子どもの話聞けない
・家事もできない
・同僚の仕事を増やす

生活にも仕事にも家族にも影響がでてしまった。
もちろん、複業にも。

重大な病気ではなかったものの、自分の活動が止まることの意味を痛感しました。おそらく、多くの複業を頑張るママさんパパさんにも同じことが言えます。家事を担う人であれば、なおさらです。

まずはカラダのメンテナンス。
医療者のくせに、今更ながら自分を顧みました。

睡眠からはじめるセルフケア

そこからは、医療者として誰かに助言できるくらいの「実践」をしなければ、という意識に変わりました。もともともっていて知識をしっかりと活用することに。

まずは、おろそかにしていた睡眠について考えを改めようと思いました。

まずは学生時代に学んだマズローの欲求5段階説。
中でも人間が生きるための基本となる欲求の1つが「睡眠欲」です。

最近でこそ「睡眠学」として注目されるようになりましたが、複業人の中ではあまり重要視されていない気もします。

ただ、複業だからこそちゃんと考えてほしいと思います。

睡眠を整えてカラダの調子を一定に保つことができれば、本業にも影響しないし、複業で失速することも避けられます。1日の時間が増えるわけでは無くても無駄にする時間を作らないように工夫することはできます。

自分のカラダと向き合うからこそ、複業も長続きできるというものです。

複業時代を生き抜く7つのスキル

複業を頑張っている人、これからはじめる人に伝えたいのは
「複業には基本的なスキルの上に成り立つ」
ということです。

ただでさえ時間との戦いになりがちな複業においては、はっきり言ってリカバリーに取られる時間は無駄。
大切なのは日々のケアです。

私自身の体験&医療者として、
複業人に忘れないでほしいことをまとめると…

  1. 睡眠が最優先

  2. 定期的な健康チェック

  3. 効率的な時間管理

  4. ストレス解消法の確立

  5. 適切な栄養摂取

  6. 運動の習慣化

  7. 自己の限界を知る

まずは自分のケアから。
長続きする複業ライフを応援しています♪

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