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芸人と政治

本日、5月18日。19時から阿佐ヶ谷ロフトで水道橋博士が主催する「阿佐ヶ谷ヤング洋品店」(以下アサヤンとします)というライブに司会として出演させていただきます。

アサヤンでは毎回「総合司会」として出演させていただいているのですが、今回は「反維新」がコンセプトとなるため、周囲から出演を見合わせた方が良いのではないかという声をいただいていました。

水道橋博士ご自身からも「芸能界的なリスクがあるライブだから無理して出なくていい」と言われていたので、出演するかどうかを「検討中」とさせてもらいました。

そしてゴールデンウィークが明けていろいろ思うところがあり、アサヤンのLINEグループに「出演させて下さい」と意思表示をしました。博士からは「ちんこさんが司会の台本で進めている」という事だったので、「それであれば出演は無しで大丈夫です。」という旨のお詫びを返信しました。

その後ネットニュースで博士の出馬を知り、「へえ、選挙でるんだぁ。大変だなぁ。」とのんびりしていたところ、ライブの2日前アサヤンのLINEグループに「ジョニーが司会で台本書いてるから、準備しておいて」と唐突に博士からメッセージが来ました。

その可能性も考えて18日の予定を空けておいたので出演することとあいなりました。

さて、やっと本題です。
お笑い芸人は政治とどのように関わるべきなのか。

他の芸人がどうあるべきかは各自の問題なので私はどうも思っていません。私自身がどう関わるべきなのかを述べておきたくてこの記事を書いています。

まず、私は「政治はネタにするものであって芸人たる自分がやるものではない」と考えています。

私自身が政治をやりたいやりたくないという事ではなく、政治に関わる事があるとするならお笑い芸人の看板を下ろしてからだなと思っています。

政治は他人の人生に直接大きな影響を与える行為です。あってもなくても良い「お笑い」とは本質的に異なる活動なわけで、お笑いのスタンスで政治を行ってはならないと考えています。

語弊があるといけないので補足しますが、人間が幸せに生きていく為には「笑い」は欠かせないと思っています。しかし、職業として捉えた場合にはお笑い芸人がいなくなっても世の中は続きますが、政治家がいなくなったら混沌とした生存が脅かされる社会になります。極論なんですけども。

ですので、売れていないとはいえ自分自身の肩書きを「芸人」と名乗っている限り、私は政治をネタにしますし政治家も活動家も笑いのネタにしていきます。それがウケるかどうかはなんともいえませんが。。。

特定の政治家や政党を支持するかどうかについて。
私自身は、100%全てに同意できる政治家や政党があるとは思っていません。マニフェストに理想的な事を掲げていても、その実施方法や実現性に疑問を持つ事も多いですし、いざ政権を取ったらグダグダだった野党が歴史上枚挙に暇がありません。

なので、個別の政策に対する議論や意見はあるにしても、それを以てその政治家や政党の全てを否定や肯定するような事はするべきでは無いと思っています。
「〇〇先生の言う事だから」とか「〇〇党が決めた事だから」という盲目的な服従が独裁的な国家を形成していくわけで、支持政党に対しても(いや支持しているからこそ)常に批判的な視点を持っていかなければなりません。

国家に限らず、学校や会社などの組織も同じだと思います。部活動で支配者に対する盲信がいじめを生み、多くの子どもたちの命が奪われた事実がいくらでもあります。

この考え方は、芸能界における芸人の上下関係にもあてはまると思っています。先輩芸人であっても間違っている事は間違っているので。

ただ、その伝え方も芸人なら面白くなければいけなかったなという反省は私自身おおいにあります。

間違っていることをそのまま間違っていると伝えるのは芸人じゃなかったなと。

とはいえ、見聞きした出来事を世間に発信するのはあなただけではないですからね。とは思ってます。影響力は小さくても、私にも顔と名前を世間に晒して発信している自負心があるので。

まあ、この辺は本題から逸れてますね。。。

芸人生活への遺言としてこれを書きました。今日のライブはやりたい放題やります。言いたいこと、言うべきことを言わないまま死んでいくことはできないから。この言葉を教えてくれた芸人の大先輩の為にも。

皆さまの支えがあってのわたくしでございます。ぜひとも積極果敢なサポートをよろしくお願いします。